Update.2022.11.24

化粧品に配合されている成分とは?肌質別の効果的な成分を比較!

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基礎化粧品やメイク用品など、毎日使っている化粧品ですが、何から作られているかをご存知でしょうか?内容成分にこだわっている人もいれば、何が入っているのかわからずになんとなく購入していると言う人も多いと思います。本来であれば化粧品はお肌に直接つけるものなので、食べ物と同じ位内容成分にもこだわりたいものです。

そこで今回は化粧品の成分にはどんなものが含まれているのかということや、お肌のお悩みによって効果的な成分についてお伝えしていきます。

 

目次

1.化粧品の成分とは?
2.化粧品成分比較(ニキビ肌)
3.化粧品成分比較(シミ・シワ肌)
5.化粧品成分比較のポイント
6.化粧品成分比較の注意点
7.まとめ

 

1.化粧品の成分とは?

化粧品の成分とは、化粧品に含まれている成分のことで、お肌に有効な成分もあれば、実は有害とされている成分も含まれていることがあります。

化粧品は基礎化粧品であればその多くが液体でできていますし、メイク用品などは何から作られているかと言うことをよく知らない人も多いと思います。一見同じように見える化粧品でも実際に含まれている成分は大きく異なります。基礎化粧品類はベースになる水や油分界面活性剤などが含まれていることが多いです。メイク用品は色素などが含まれています。化粧品は使われている成分を全て表示しないといけないので、必ず全成分が表示されています。

内容量が多いものが一番最初に記載されていて、それ以降多い成分が順に表示されています。これはその化粧品を使って万が一トラブルが起きた場合に、どの成分に反応しているかということがわかるように法律で成分を表示するということが義務付けられているからです。

 

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2.化粧品成分比較(ニキビ肌)

次に化粧品の成分を比較していきますが、お肌のお悩み別におすすめの成分を比較していきます。

 

2-1.ビタミンC誘導体

最初にニキビ肌が気になる時におすすめの化粧品の成分は、「ビタミンC誘導体」です。お肌のトラブルが起きた時や、気になる部分がある時に効果的な成分と言われることが多い成分です。

ビタミンC誘導体は抗酸化作用があり、美白効果も高いので、できているニキビだけではなくニキビ跡のケアや色素沈着にも効果が期待できます。

 

2-2.グリチルリチン酸

次にニキビが気になる時のおすすめの化粧品の成分は、「グリチルリチン酸」です。

グリチルリチン酸は炎症を抑える働きがある成分なので、白ニキビや黒ニキビだけではなく炎症を引き起こしている赤ニキビのケアには効果的です。またニキビだけではなく肌荒れの炎症を抑える効果があるので、赤みやヒリヒリ感があるお肌にはとてもオススメの成分です。

 

2-3.イソプロピルメチルフェノール

ニキビが気になる時におすすめの商品の成分として、「イソプロピルメチルフェル」はニキビの原因であるアクネ菌を殺菌してくれる効果が期待できます。

アクネ菌は繁殖率が高く、1週間で倍増していくと言われています。そしてアクネ菌が近くに飛び散るところから、ニキビが増えてしまいます。そこでアクネ菌の繁殖を抑え、殺菌効果を高めるのには効果的な成分といえます。

 

〈ニキビに効果的な成分比較〉

 

ニキビ

抗炎症

ニキビ跡

オススメ度

ビタミンC誘導体

★★★★★5点

グリチルリチン酸

★★★★☆4点

イソプロピル

メチルフェノール

★★★★☆4点

 

 

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3.化粧品成分比較(シミ・シワ肌)

次にシミやシワが気になる時に効果的な化粧品の成分についてお伝えしていきます。

 

3-1.レチノール

シミやシワなど加齢によって引き起こされるお肌のトラブルにオススメの化粧品の成分は「レチノール」です。

レチノールはビタミンAの一種と言われ、お肌の生まれ変わりを促進してくれる効果が期待できます。お肌の生まれ変わりがスムーズになることで、コラーゲンを増やすことができると言われています。主に美容液やクリーム、アイクリームに含まれていることが多く、特にシワが気になる部分にはおすすめの成分です。

しかし、少し刺激が強い場合もあるので敏感肌の人は注意が必要です。たるみにも効果が期待できるのでお肌のたるみやたるみの原因で起こるたるみ毛穴が気になっている人にもオススメの成分です。

 

3-2.トラネキサム酸

シミが気になる人のおすすめの化粧品の成分は「トラネキサム酸」です。

シミの中でも様々な種類がありますが、トラネキサム酸は肝斑の改善に効果的と言われています。肝斑は女性ホルモンのバランスが崩れることでメラニンが多く生成されることが原因です。また紫外線による刺激によってメラニンが多く生成されることもシミの原因と言われています。

トラネキサム酸にはメラニンの生成を抑制する働きが期待できるので、シミや肝斑の改善につながるといわれています。

 

3-3.ハイドロキノン

近年注目を集めている美白に効果的な化粧品の成分が「ハイドロキノン」です。

ハイドロキノンは美容成分と言うよりも薬として扱われていることが多く、シミの原因となるメラニン色素の生成を阻害する働きがあるため美白効果が期待できるとされています。ハイドロキノンはシミはもちろんですが、ニキビ跡の色素沈着によるシミにも効果が期待できます。

しかしハイドロキノンは配合濃度が重要で市販の化粧品には使われているものは配合濃度が低いものが多いです。これはより安全性を重視しているため配合濃度が低くなっています。より効果の高いものを使用したい場合は、皮膚科によって処方された医薬品が効果的です。

 

〈シミ・シワに効果的な成分比較〉

 

シミ

肝斑

シワ

オススメ度

レチノール

★★★★☆4点

トラネキサム酸

★★★★★5点

ハイドロキノン

★★★☆☆3点

 

4.化粧品成分比較(乾燥肌)

次に乾燥が気になる時におすすめの化粧品の成分をご紹介していきます。

乾燥は自分で乾燥していると自覚するときにはすでに乾燥が進んでしまっている可能性が高いです。そのため乾燥を自覚する前から補っておきたい成分といえます。

 

4-1.セラミド

セラミドは細胞と細胞の隙間を埋める細胞間脂質と言われる保湿成分です。

このセラミドの量によってお肌の水分量が決まると言われているほど。お肌の表面の角質細胞に水分が不足するとバリア機能が低下してしまいます。そのため角質細胞の水分量を高めてくれるセラミドはたくさん補うことでお肌の表面の水分量が高まり、バリア機能も高くなります。

セラミドの量が少ないと潤いが不足しキメが荒いお肌になってしまいますが、角質細胞の水分量が増えることによりキメが整う効果も期待できます。

 

4-2.エラスチン

次にお肌の乾燥が気になる時におすすめの化粧品の成分が「エラスチン」です。

エラスチンはコラーゲン繊維を束ね、お肌の弾力を高める働きをしています。コラーゲン繊維を支える役割をしているので、乾燥が気になる時に使う化粧品には多く使用されていることが多いです。

 

4-3.ヒアルロン酸

次にお肌の乾燥が気になる時におすすめの化粧品の成分は「ヒアルロン酸」です。

ヒアルロン酸はお肌の水分を保ち、弾力をアップさせてくれる効果があります。ヒアルロン酸も多くの化粧品に配合されていますが、使い心地が良く水分を維持する力が高いので潤っていることが実感できます。

しかしヒアルロン酸のデメリットとして、うるおいの持続性が低いので時間が経つとお肌の水分が不足し、つっぱったり乾燥してしまうことがあります。

 

〈乾燥に効果的な成分比較〉

 

乾燥

バリア機能

たるみ

オススメ度

セラミド

★★★★☆4点

エラスチン

★★★★☆4点

ヒアルロン酸

★★★☆☆3点

 

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5.化粧品成分比較のポイント

次に化粧品の成分を比較するときのポイントについてお伝えしていきます。

化粧品の成分は見た目ではなんだかよくわからないカタカナで並べられていると言うイメージがありますが、簡単なポイントだけでも覚えておくと今後の参考になります。

 

5-1.表示指定成分を確認する

先ほどお伝えしたように、化粧品は配合されている全ての成分を記載しないといけないルールになっています。

内容量の多いものから順に記載されているので大まかにでも何が使われているかどんな成分が多く配合されているのかというのを確認してから購入するようにしましょう。全く知らずに化粧品を使い始めるのか、それとも少し意識するのかだけでも自分のお肌のコンディションが変わります。

 

5-2.配合量1%以下

先ほど化粧品はすべての成分を記載しないといけないルールがあるとお伝えしましたが、配合量が1%以下のものは順不同で記載されています。そのため配合量が1%以上配合されているものは多い順に記載されていますが、1%以下の成分はどの成分がどのぐらい入っているのかは分かりづらくなっています。

しかしどんなに効果が高い成分が配合されていても、ごく微妙であっては効果が期待できません。その成分が微量でも配合されていると言うことですごく効果があると言うアピールができます。お肌に効果が期待できる成分の表示がどのくらいの位置に記載されているかを確認するのも大切です。記載されている成分を確認するときにどこまでが1%以上配合されていて、どこからが1%以下と言う事は見た目では確認できません。

そのためお肌に効果が高いエキスやヒアルロン酸などがなるべく上のほうに記載されているものを選ぶことをおすすめします。

 

5-3.防腐剤・紫外線吸収剤も意識する

最後に化粧品の成分の比較のポイントとして、防腐剤や紫外線吸収剤が配合されているかどうかを確認するのは大切です。

お肌に負担が少ない化粧品が増えてきている現代では防腐剤や紫外線吸収剤フリーと言うものが増えてきています。しかし増えてきていると言うだけで防腐剤や紫外線吸収剤が配合されている化粧品が数多く存在します。防腐剤や紫外線吸収剤はお肌に刺激が強いので、反応してしまうと痒みや赤みが出てしまう可能性があります。お肌がデリケートな人や反応しやすい人は、化粧品に使われる防腐剤や紫外線吸収剤が配合されているかどうかを確認してから購入するようにしましょう。

また敏感肌の人ではなくても不安定なお肌の人や、いつもは大丈夫だけど生理前や疲れが溜まっている時、免疫力が低下したときに反応しやすいと言う人も反応が起こりやすいので気をつけましょう。

また防腐剤フリーという化粧品でも人によっては反応が出る場合があるので「防腐剤フリー」イコール「必ず安心」と言うわけではないと言うことを覚えておきましょう。

 

5-3-1.防腐剤

〈化粧品に使用されることが多い防腐剤の種類〉

メチルパラベン、エチルパラベン、フェノキシエタノール、安息香酸Na、ソルビン酸K

 

5-3-2.紫外線吸収剤

〈化粧品に使用されることが多い紫外線吸収剤の種類〉

メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、t-ブチルトキシジベンゾイルメタン、ビスエチルヘキシルオキシヘェノールメトキシフェニルトリアジン、オキシベンジン-◯(数字)、オクトクリレン、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール

 

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6.化粧品成分比較の注意点

最後に化粧品成分比較をするときの注意点をお伝えしていきます。化粧品の成分を比較する時には意識していきましょう。

 

6-1.良い成分でもお肌に合わない場合もある

化粧品に配合されている成分はどんなに良い成分や効果的な成分だと言われていても、人によって合わない成分もあります。

肌質は人それぞれ違いますし、同じ人でも体調や睡眠、ホルモンバランスなどによってもお肌のコンディションが変わってきます。良い成分が配合されているからといって必ずしも万人への効果が期待できるわけではありません。効果が高いらしい、すごく人気だ、と化粧品の流行はありますが、良い成分だからといって必ずしも同じ効果が出るわけではないと言う事は覚えておきましょう。

また効果的な成分が配合されていても、使い方や使う量によっても効果が変わってきたり、開封して時間が経ったものを使うと反応が出る可能性もあります。

 

6-2.配合量に注意する

先ほど化粧品の配合されている成分比較のポイントのところでお伝えしたように、化粧品の成分は配合量が多い順に記載されています。

例えば美白の成分やシミに効果が高い成分など配合成分の名前だけで見たら効果があるものでも、どのぐらいの配合量かと言う事は正直わかりにくい表示になっています。そのため効果的な成分だとしてもごく微量の場合もあります。

しかし本当にわずかな配合量だとしても配合されていますとアピールすることは可能です。どのぐらいの配合量かと言う事はわかりにくい表示にはなっていますが、◯%配合などわかりやすく記載しているものをなるべく選ぶようにしましょう。有効成分が配合されている割に効果が期待できなかったり、それ以外に刺激が起こる可能性のある成分が使用されていると、お肌に反応が起こる場合もあります。

また効果的な成分だからといって多く配合されていればそれだけ効果が高いと言うわけではなく、効果的な成分でも配合量が多いと刺激になって反応が出てしまうと言うケースもあるので気をつけるようにしましょう。

 

6-3.海外メーカーのものは特に意識する

基礎化粧品でもメイク用品でも海外メーカーのものを使う場合もあります。

海外メーカーの化粧品でも、日本で販売する場合は化粧品の全成分表示されることになります。海外から入ってきた化粧品でも日本で正式に販売する場合、日本語の名称作成の期間があります。これは数ヶ月かかると言われているので特に問題ない場合は日本の表記をされ販売されることになります。

日本では安全に使用できるかどうかと言う基準が高い方なので、安全だと認められたものが販売されることになります。しかし日本で販売されているからといって必ずしも安全と言うわけではないので内容成分は確認しておくことに越した事はありません。

同じ成分表示があったとしても、刺激が強かったり反応が出たりする可能性があるので覚えておきましょう。

 

7.まとめ

今回は化粧品の成分の比較についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?毎日使う化粧品でも表示成分を確認している人もいれば、なんとなくで購入している人もいると思います。

難しそうな表記ですが成分がわかったり配合量などを少し意識するだけでも商品に対しての見方が変わったり肌のコンディションが変わったりします。ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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