Update.2022.11.28

化粧品で効果を感じない!?美肌になるために効果を引き出す化粧品の使い方を解説!

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目まぐるしいスピードで進化をしていく美容業界の中で、化粧品も日々、信じられないような速さでたくさんのものが世に送り出されています。しかし、いくら良い成分や新しい成分の入った化粧品を使っても、あなたの肌にあっていなければ、化粧品で効果を感じるのは難しいものです。
せっかく毎日スキンケアを頑張るのならば、いち早く化粧品の効果を感じたいですよね。今回は、化粧品の効果を引き出す上手な使い方や、それをサポートする内面ケアの方法などを解説していきます。意外と、区別が難しい「化粧品」「医薬部外品」「医薬品」の違いについても説明していますので、最後までチェックして下さいね!

 

目次

1、  化粧品・医薬部外品・医薬品の違い
 1-1   化粧品とは
 1-2   医薬部外品とは
 1-3   医薬品とは

2、化粧品の役割や期待できる効果
 2-1 肌の土台作りサポート
    2-2 美肌の維持

3、  化粧品で効果を得るために大事なこと
    3-1   短期間でやめない
    3-2   スキンケアの見直し
    3-3   生活習慣の改善

まとめ

 

1、 化粧品・医薬部外品・医薬品の違い

Portrait of a cheerful young woman over gray background

意外と知られていないのが、化粧品や医薬部外品、医薬品の違いです。それぞれ配合される美容成分や有効成分が異なり、それによって肌が感じる効果も様々です。どれも肌に合わせて使うことで効果を得やすくなります。まずは、化粧品と医薬部外品、医薬品の3つの違いについて見ていきましょう。

 

 1-1   化粧品とは

化粧品と言えば、私たちの生活に一番身近でお店やインターネットなど場所を選ばずに購入することができます。しかし、そんな身近な化粧品も薬機法という法律で次のようにきちんと定義されています。

「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、又は皮膚若しくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗擦、散布その他これらに類似する方法で使用されることが目的とされている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう」(薬機法 第2条第3項)

 

少し難しい言葉が並びますが、いわゆる「化粧品」としてイメージされるスキンケア用品だけでなく、シャンプーやコンディショナーなどの毛髪や頭皮に関係するものも、薬機法では「化粧品」と分類されます。

そして、ここで押さえておきたいのが、化粧品の効果についてです。薬機法でも定義されているように、例えば肌につけるスキンケア化粧品の場合、あなたの肌トラブルを「治す」という働きはありません。肌への効果を劇的に感じるというよりも、効果の感じ方は比較的緩やかです。

 

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そして、化粧品が標榜(アピール)できる効能・効果は56個あります。ここでは、肌につける化粧品について抜粋します。

 

(17)皮膚を清浄にする。
(18)ニキビ、アセモを防ぐ(洗顔料)
(19)肌を整える
(20)肌のキメを整える。
(21)皮膚をすこやかに保つ。
(22)肌荒れを防ぐ。
(23)肌をひきしめる。
(24)皮膚にうるおいを与える。
(25)皮膚の水分、油分を補い保つ。
(26)皮膚の柔軟性を保つ。
(27)皮膚を保護する。

(28)皮膚の乾燥を防ぐ。

(29)肌を柔らげる。

(30)肌にはりを与える。

(31)肌にツヤを与える。

(32)肌を滑らかにする。

(33)ひげを剃りやすくする。

(34)ひがそり後の肌を整える。
(35)あせもを防ぐ(打粉)。
(36)日やけを防ぐ。
(37)日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ。

 

これを見ても分かるように、肌の状態を維持したり、トラブルを予防するのが化粧品の目的であり、シミやシワを改善したり、ニキビを治したりするのが目的ではありません。

 

 1-2   医薬部外品とは

 

次に医薬部外品ですが、これは厚生労働省によって許可されている有効成分が一定濃度配合されており、効果や効能についても化粧品に比べると感じやすいものが多くあります。化粧品と違い、効果・効能に有効な成分が配合されているので、「ニキビを防ぐ」「皮膚の殺菌」など、化粧品とは違い明確な言葉で効果をアピールすることが出来ます。

 

医薬部外品と聞くと少し固いイメージですが、医薬部外品=薬用化粧品です。もしかしたら、あなたが今使っているスキンケアアイテムの中にも医薬部外品のものがあるかもしれませんね。

 

有効成分が配合されているので、化粧品よりも効果を感じやすいですが、こちらもあくまで「防止・予防」が目的のものになります。

 

 1-3   医薬品とは

 

最後に医薬品ですが、先ほどの薬機法では次のように定義されています。

 

「人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物」「人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物」

 

化粧品や医薬部外品は人の肌や体を清潔に保ったり、トラブルの予防や防止が目的だったのに対して、医薬品は「治療」が目的のものを指します。

 

ですので、配合されている有効成分も厚生労働省により効果や効能が認められています。ただし、医薬品は効果・効能を感じやすい反面、副作用の危険も大いにあります。その為、医師による処方が必ず必要です。

 

効果・効能の感じやすさだけで言えば、「化粧品<医薬部外品<医薬品」という順番になります。しかし、同時に副作用の感じやすさも同じような順番で成り立つということを忘れないようにしておきましょう。

 

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2、化粧品の役割や期待できる効果

 

毎日、化粧品を使いスキンケアをしていると思いますが、そもそも化粧品の役割とは、何なのでしょうか?この大事な点は美肌を目指すうえで是非、理解しておきたい所です。

 

 2-1 肌の土台作りをサポート

 

まず、化粧品の役割の一つは、肌の土台作りのサポートです。先ほど、医薬部外品や医薬品との違いでも触れたように、化粧品で肌のトラブルを「治す」ということはできません。この部分だけ読むと、化粧品の役割って何!?と思われがちですが、化粧品はアナタの肌の土台を作るために必要不可欠です。

 

本来、お肌というのは血液によって運ばれてきた栄養分を糧に、細胞分裂によって代謝を行い、ターンオーバーを繰り返していきます。しかし、食生活や生活リズムの乱れ、加齢によってそのターンオーバーがスムーズに行かなくなってくると、肌トラブルを抱えやすくなってしまうのです。

 

そこで、自分の肌の力では担えなかったターンオーバーのサポートをしてくれるのが、化粧品です。毎日の洗顔で不要な角質を取り除けば、肌のゴワつきが減ることもあります。しっかりと保湿できる化粧品を使うことで、日中の乾燥を防ぐことも期待できます。

 

このような一つ一つの化粧品のサポートがあって、アナタの今の肌は成り立っています。肌のトラブルを「治す」ことはできなくても、化粧品には大切な役割があるのです。基本中の基本になりますが、改めてそれぞれの化粧品の効果には、どんなものがあるのかおさらいしておきましょう。

 

クレンジング・洗顔

 

メイクなどの油汚れや皮脂だけでなく、古い角質も洗い落として肌を清潔にしてくれます。あまり知られていませんが、スキンケアの中で一番大切と言ってもいいくらい、アイテム選びは慎重に行って欲しい所です。

 

クレンジングや洗顔では、汚れを落とすことを意識しすぎて肌の皮脂をごっそり洗い落としてしまうというやりがちNGがあります。高い温度のお湯ですすいだり、ゴシゴシと長い時間をかけて肌を擦りすぎると、それだけで肌にとっては大きな負担になってしまいます。

 

せっかく良いクレンジングや洗顔を使っても化粧品の効果が表れにくい時は、使い方が間違っている可能性も考えられるので、注意しましょう。

 

化粧水・乳液・美容液

 

肌に不足している水分や美容成分を補う役割があります。ここのカテゴリーは、自分の肌タイプに合わせてスキンケアアイテムを選んでいる人が多くいると思います。

 

ここでのポイントは、水分と油分のバランスを整えることを意識するようにしましょう。スキンケアにおいてとても大事なのは「保湿」ですが、保湿と聞くと水分ばかりを一生懸命補おうと、化粧水や美容液、パックを頑張るスキンケアを行う人が多くいます。

 

間違いではありませんが、油分も同時に補うことができれば、さらに美肌へと近づきます。美容オイルを取り入れたりするのも、肌にはとても効果的です。

 

クリーム

 

一番最後、肌に取り入れた水分や美容成分が外に逃げないようにフタをする役割があります。いくら良い化粧品を使ってスキンケアを行っても、最後のこの工程をおろそかにしてしまうと、かなり勿体無い事になってしまいます。

 

水分と油分のバランスが整い潤いに満ちた肌は、紫外線などの外部刺激にも強い肌になります。最後の最後までぬかりないように、しっかりとスキンケアを行いましょう。

 

 2-2 美肌の維持

 

次に、化粧品に期待できる効果といえば、美肌の維持です。医薬品や医薬部外品と違って化粧品によって肌の治療を行うことは出来ませんが、「肌に潤いを与える」「肌のキメを整える」「乾燥を防ぐ」という効果は期待できます。

 

肌が潤ってキメが整い、乾燥を防ぐことができれば美肌になれるということです。その美肌の状態は、私たちが日頃使っている化粧品によって維持が出来るのです。

 

ニキビを治したり、シミを消すなどの医療的効果は不可能でも、その後キレイになった肌を維持するというのは化粧品にしか期待できない効果です。

 

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3、  化粧品で効果を得るために大事なこと

 

せっかく日々、頑張っているスキンケアだからこそ、使っている化粧品で効果をしっかりと感じたいですよね。最後に、化粧品で効果を得るために大事なことをお伝えします。

 

 3-1   短期間でやめない

 

まず、化粧品の効果を実感する為には、短期間でやめないということが鉄則です。肌にはターンオーバーというものがあり、古い角質が垢となってはがれ落ち、また新たな肌に生まれ変わるのに28日間という日数がかかります。

 

化粧品を新しいものに変えて使い始めたとしても、2〜3日で効果を感じるのはかなり難しいのです。肌のターンオーバーに合わせて28日〜1ヶ月程度はゆっくりと時間をかけて肌の変化を待つことが必要です。

 

ちなみに、28日間という周期は、健康な肌だった場合の日数です。多くの場合、このターンオーバーが遅れていることがあります。加齢と共に、肌のターンオーバーは遅くなっていきますので、28日経ったのに肌の変化がない!と落ち込まず、気長に待つくらいの気持ちでいるほうがいいかもしれません。

 

 3-2   スキンケアの見直し

 

例えば、化粧品を変えてみて1ヶ月経つのに効果が感じなければ、「そもそも使っている化粧品が自分の肌に合っているのか…?」というのを疑うことも必要です。美肌になる為には、「天然保湿因子」「油分」「セラミド」の3つが絶対条件です。

 

今、使っている化粧品で3つの条件が揃うのかどうかを見極めて、スキンケアアイテムの見直しをしてみるのも一つの手です。肌に不足している成分を補うことで、化粧品の効果をグッと感じやすくなるはずです。

 

自分の肌にあったスキンケアアイテムを使えているかということも大切なポイント。肌タイプ別に選ぶべき、化粧品の種類を簡単に解説しておきましょう。

 

乾燥肌

 

保湿系重視のものを選びましょう。乾燥肌の方の中には、乾燥が進みすぎて敏感肌になっている方もいます。低刺激なものを選び、とにかく水分を入れ込むように頑張りましょう。水分ばかりに気を取られていると、油分を補う事を忘れがちです。乳液などで油分もしっかりと入れ込んで、水分と油分のバランスを意識して下さいね。



脂性肌

 

皮脂分泌を抑える化粧品を選びましょう。さっぱりタイプなどと書かれているものが肌に合いやすいかもしれません。ここで注意したいのは、脂性肌だからといって、洗顔をゴシゴシしすぎないこと。さらに油分の過剰分泌を招きます。肌に必要な油分は残して洗い上げる事が大切です。

 

混合肌

 

油分のバランスを整えるものを選びます。スキンケアの肌タイプの中で、一番苦戦しやすい肌タイプかもしれませんが、注意すべきことは、乾燥肌や脂性肌と同じく水分と油分のバランスです。混合肌の場合も、水分・油分を入れ込んだら外に逃げないようにフタをして閉じ込めるようにして下さいね。

 

そして、肌は季節や環境の変化で非常に不安定になりやすいものです。自分の肌タイプに合わせたスキンケアに加えて、季節やその時の肌の変化に合わせたスペシャルケアなどを組み合わせるようにしましょう。

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 3-3   生活習慣の改善

 

最後は、生活習慣です。「肌は臓器」と呼ばれているのを知っていますか?肌の状態は体内部のコンディションを表すと言われています。食べ過ぎや飲み過ぎで胃腸にストレスがかかると、フェイスラインや口周りにニキビが出来てしまったという経験が一度はあるかと思います。肌はあなたの体の中の状態を映し出す鏡です。

 

食生活の乱れだけではなく、睡眠の質や普段の軽い運動なども全て肌に影響をしてきます。いきなり全部をガラリと変えることは不可能でも、まずは何か一つを変えてみるように意識しましょう。

 

・油の多い食事を控える

・日付をまたぐ前に寝るようにする

・朝起きたら、10分だけストレッチをしてみる…等

 

ほんの少し変えるだけでも、体内部が非常に整います。そうすることで、肌のコンディションも整い、化粧品を浸透させる肌が変わることで効果を引き出しやすくなります。

 

実際に、化粧品を変えずに生活習慣を見直したことで、肌の状態が良くなったという経験をした人もいます。化粧品の効果をどんどん引き出す為に、肌や体を整えておくことも忘れないようにしましょう。 

 

まとめ

 

日々、頑張っているスキンケアだからこそ、化粧品の効果を感じることが出来ればモチベーションアップやスキンケアの継続にも繋がりますよね。医薬部外品や医薬品と違い効果は緩やかですが、化粧品によって肌の変化を感じることは可能です。

 

化粧品にはどんな効果や役割があるのかを知ってから使うことで、適切な使用にも繋がり、結果として効果を感じることもできます。スキンケアアイテムの見直しや、あなたの体や肌と向き合って、是非自分に合う化粧品選びを行うようにしてくださいね。

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