Update.2022.11.23

実は怖い成分も?!化粧品に使われている可能性のある悪い成分とは?

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化粧品は直接肌につけるものなので、人によっては反応が出てしまう場合もあります。普段は問題なく使えてもホルモンバランスが乱れている時や、免疫力が低下しているときは化粧品の良くない成分に反応しやすくなります。化粧品は肌に直接触れるので口に入れるのと同じ位意識していきたいですが、中には粗悪な成分が使われているものもあります。悪い成分にお肌が反応するのを予防するためにも、今回は化粧品の悪い成分についてお伝えしていきます。

目次

1.化粧品の成分とは?
2.化粧品に配合される悪い成分
3.化粧品の悪い成分①フェノキシエタノール
4.化粧品の悪い成分②パラベン・防腐剤
5.化粧品の悪い成分③香料・色素
6.化粧品の悪い成分④界面活性剤
7.化粧品の悪い成分⑤鉱物油
8.化粧品の悪い成分⑥その他
9.まとめ

 

1.化粧品の成分とは?

化粧品の成分とはお肌に効果的な成分が使われていますが、中にはお肌に触れることで反応が起きてしまったり痒みや赤みが出てしまったりするものもあります。化粧品は食物と同じ位徹底した厳しい管理が必要ですが、まだそこまで行き届いていないのが現状で、お肌に有害な成分が使われているものがあります。

痛んだものや腐ったもの、体によくないと言われるものは食べるのを避けますが、化粧品に関しては見た目では悪い成分が使われているかどうかが分かりづらく、使ってみて初めて反応が起きたりお肌が荒れてしまった、トラブルが起きたと言うことになってしまいます。

化粧品の成分は全成分表記することになっているので表示指定成分をしっかり確認し、お肌に反応が起きそうな成分が入っているものは避けるようにしていきましょう。

 

2.化粧品に配合される悪い成分

化粧品に配合される悪い成分と言うものは、主に化粧品かぶれや湿疹、赤みかゆみなどいわゆる「接触皮膚炎」と呼ばれる、化粧品をつけたことでトラブルが起こる成分のことをいいます。人によってどの成分に反応するかは違いますが、特にこの成分には多くの人が反応しやすいと言われる「悪い成分」と言われるものが存在します。

化粧品に悪い成分と言われるものがなぜ配合されているのだろうと疑問に思う人もいるかもしれませんが、悪い成分でも化粧品を販売したり成分が変化しないために使われているので一概に全てがダメと言うのも言い切れません。目的があって使用されているものもありますが、一般的に悪い成分と言われる成分が使われている化粧品があると言うことだけでも覚えておきましょう。

 

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3.化粧品の悪い成分①フェノキシエタノール

フェノキシエタノールとは防腐剤の1種です。化粧品は開封して時間がたつと雑菌が繁殖し、傷みやすくなります。

その理由は空気に触れて酸化することです。そのため防腐剤を使用することで、化粧品が傷む、酸化する、雑菌が繁殖することを遅らせるために使われています。

 

3-1.パラベンフリーでも使用される

フェノキシエタノールは先ほどお伝えしたように防腐剤として使われている成分です。

防腐剤の中ではパラベンが知名度が高いですが、パラベンが入っていないパラベンフリーの化粧品でもフェノキシエタノールが使われていることがあります。

フェノキシエタノールの毒性はパラベンとほぼ同じで、アレルギーの原因や化粧品かぶれ、接触皮膚炎を起こす可能性があります。人によって症状は様々ですが痒みやヒリヒリ、赤みが出るなどいわゆる「化粧品かぶれ」と言われる症状が出る可能性があります。

 

3-2.微量でもお肌への刺激がある

フェノキシエタノールが配合されている化粧品の危険性は低いと言う意見もありますが、ごく微量でも化粧品に含まれている場合、悪影響が懸念される成分と言われています。

25メートルプールに1滴落とした位の微量と言う位でも配合されていることには変わりがなく、ごく微量と言われていても毎日使い続ける化粧品に配合されていれば、蓄積し、お肌が反応してしまう可能性もあります。

 

3-3.アルコールとは別の成分

フェノキシエタノールはアルコールの1種と言われていますがアルコールとは別物です。

 

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4.化粧品の悪い成分②パラベン・防腐剤

次に化粧品の悪い成分としてパラベンや防腐剤についてお伝えしていきます。

先ほどご紹介したフェノキシエタノールもパラベンや防腐剤の一種ですが、パラベンや防腐剤はお肌に負担がかかる化粧品として使用されないようになってきています。

 

4-1.パラベンは毒性が強い

パラベンは防腐剤として多くの化粧品などに使われています。

防腐剤は先ほどのフェノキシエタノールのところでお伝えしたように、化粧品が傷んでしまわないように、腐らないように安定性が持続するように使われています。

しかし炎症や湿疹、アレルギーの反応が起きやすい成分として旧表示指定成分リストに含まれていました。アレルギーを起こす確率は0.3%程度なので、人によって多いと思う人もいますし、人によってその程度なら大丈夫と思う人もいるかもしれません。しかしパラベンは防腐剤としての歴史が長い分、反応が起こりやすいと言われている成分です。

 

4-2.パラベンフリーにも要注意

近年ではお肌に負担のかからない化粧品が増えているのでパラベンの知名度もかなり高まっています。

パラベンが配合されていない「パラベンフリー」と表記されているものなら安心だろうと思われがちです。しかしパラベンが入っていないイコール防腐剤が入っていないと言うわけではありません。パラベンに代わる防腐剤が使用されている可能性があります。防腐剤は反応が起きやすい成分でもあるので、パラベン以外の防腐剤が使われている場合は、どの成分の方が使われているのかを確認することをおすすめします。

 

4-3.パラベン・防腐剤フリーでも成分変化に気をつける

もともとパラベンや防腐剤が配合されている理由として、開封した化粧品が傷んでしまったり雑菌が繁殖しないように使われています。いくらパラベンフリーや防腐剤フリーだとしても化粧品の傷みが早くなってしまっては意味がありません。

傷んだ化粧品を使う事は、お肌の刺激になってしまったり、反応が起きる可能性があります。パラベンフリー、防腐剤フリーだからといって必ずしも反応が起きないと言うわけではないので、パラベンや防腐剤が配合されている意味もわかった上で選ぶようにしましょう。

 

5.化粧品の悪い成分③香料・色素

次は化粧品の悪い成分として、香料や色素についてお伝えしていきます。

化粧品を選ぶときに良い香りがすると言うのは1つのポイントになると思います。しかし香料や色素もお肌に刺激になる可能性もあるので意識してみましょう。

 

5-1.天然の香りなら刺激は少ない

化粧品に使用されている香料は、大きく分けて天然のものと作られたものがあります。

香料の成分は刺激を引き起こしていると言うものが分かりにくく、刺激性があるものかどうかを判断するのが難しいと言われています。しかし明らかに作られた匂いであった場合、香水をつけているのと同じようなことになるので、お肌に反応が出る場合があります。

しかし植物由来のものや天然の香りを使用しているものであれば、刺激が強く反応が起こりやすいと言うことが少ないです。香料はその原料の香りをカバーするために使われているものもあるので、リラックス効果や落ち着く香りと言った場合は使用しても問題ありません。

 

5-2.タール色素の種類に注意

化粧品に使用されているタール色素はおよそ83種類と言われ、中には危険性のある成分も存在します。

タール色素は粒子が細かいものもあり、アレルギー反応を起こしやすいと言われています。特に色素が使われるメイク用品などに使われていることがあるので、目元や口元など皮膚が薄く反応が起こりやすい場所に使うアイテムです。

バリア機能が低下しやすい部分や、もともと反応が起きやすい所にはなるべく刺激が強い色素の使われているアイテムは控えるようにしましょう。すべてのタール色素が危険と言うわけではないので、問題なく使用できるアイテムもあります。

 

5-3.色素もオーガニック系のアイテムに注目

最近ではタール色素に発がん性物質が含まれているなどと言われ、使用規制がかかっているものもあります。色素が使われているものを使うのに抵抗がある人は100%オーガニック由来のコスメを使用することをおすすめします。

現在では有名ブランドからもタール色素不使用のアイテムが販売されています。特に化粧品で反応が起こりやすい人や、なるべく悪い成分のものを使いたくない人はオーガニックコスメを使用することがおすすめです。

 

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6.化粧品の悪い成分④界面活性剤

次に化粧品の成分で使われていることが多い界面活性剤についてお伝えしていきます。

 

6-1.界面活性剤は種類が大切

界面活性剤とは水と油を馴染ませる働きのために使われている成分です。

例えば水に油を入れると油膜が張って分離してしまいます。境界線ができてしまうので、均等に混ぜ合わせ安定性を高めるために使われています。界面活性剤は人によってはお肌に刺激が感じられる場合もありますが、界面活性剤が使われているかどうかと言うことよりもどの種類の界面活性剤が使われているかが大切です。

海面下製剤と言われるものが全てお肌に刺激でお肌に悪いものではないので注意しましょう。

 

6-2.界面活性剤にはメリットもある

お肌に刺激になる可能性がある界面活性剤ですが、クレンジング剤に含まれている界面活性剤は油と水を混ぜあわせるため油性のメイクなどの汚れ落ちを良くしてくれる効果もあります。

界面活性剤がすべてお肌によくないと言うわけではないので、界面活性剤が使われているものは全て排除すると言うわけではなく、ものによってはデメリットがあるものがあると言う認識でいましょう。

 

6-3.有害なものは肌トラブルの原因に

石油系の界面活性剤は多くの化粧品に配合されている可能性があります。ものによっては洗浄力が強く肌へ浸透率が高いものもあります。お肌に必要な潤いを流してしまうほどの洗浄力であったり、有効成分ではなく有害な成分がお肌に浸透してしまう可能性もあります。

そのため界面活性剤は成分によって良くないものがあるということを覚えておきましょう。

 

7.化粧品の悪い成分⑤鉱物油

次に化粧品に使われる鉱物油についてお伝えしていきます。

 

7-1.鉱物油が全て悪い訳ではない

鉱物油は石油を生成して作られる油のことで化粧品に配合されていることが多い成分です。

お肌に反応が出てしまう人もいますが、鉱物油を使用しているから必ずしもお肌に悪いと言うわけではありません。不純物として含まれる鉱物油はお肌に刺激になってしまったり反応が出たりする可能性がありますが、全ての肌に有害ではありません。

 

7-2.保護する役割も必要

鉱物油と言うとあまり良くないイメージがありますが、基本的には化粧品原料基準をクリアしているものが使われています。

例えば乾燥している肌の人には保湿剤が必要で、お肌の水分蒸発を抑え、保護するためにワセリンを使うことがあります。ワセリンも鉱物油の代表ですが、安全で無色、無臭、無刺激のワセリンを使用していることが多いです。

 

7-3.油焼けや色素沈着の可能性も

鉱物油を使用している化粧品の肌トラブルとして、油焼けや色素沈着が引き起こされる可能性があると言われています。

これは一昔前の話で鉱物油の生成が不純でお肌に負担になると言われる原因になったものです。その当時はシミや化粧品によるかぶれが多くあったようですが、現在は不純物が混ざった状態の鉱物油が配合されている化粧品が減り、鉱物油の精製成技術も高くなっています。

鉱物油使用と言う化粧品が心配な場合は、植物由来の天然オイルを使用している化粧品を選ぶことをおすすめします。

 

〈化粧品に使用されている悪い成分の比較〉

 

かぶれ

接触皮膚炎

刺激

必要性

危険度

フェノキシ

エタノール

★★★★★5点

パラベン・防腐剤

★★★★★5点

香料・色素

★★★★☆4点

界面活性剤

★★★☆☆3点

鉱物油

★★★★☆4点

その他

★★★★☆4点

 

 

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8.化粧品の悪い成分⑥その他

化粧品に含まれている悪い成分と言われているものは現代でも数多く存在しています。

素人目に見ると「◯◯フリー」と書かれているものはお肌に負担になるものが入っていないと思ってしまいがちですが、発ガン性のある成分やお肌に負担かかる成分と言うものは、知らないだけで存在していますし、化粧品に配合されているものもあります。

化粧品のことに詳しい人ではない限り、表示成分を一つ一つ気にして購入する人はまだまだ少ないと思います。しかし危険な成分だからこそ表示されているものがあるので、それを選び使用したのは自己責任となってしまう可能性もあります。

最後に化粧品に使用されている危険な成分と言われるものを、一部ご紹介していきます。

 

〈化粧品に含まれている可能性のある悪い成分表示〉

メチルイソチアゾリンオン、DEA・MEA・TEA、プロピレンクリコール、フタル酸エステル、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、コールタール、ジエタノールアミン、ホルムアルデヒド、

 

上記に紹介した成分はアレルギー反応や肌への刺激を起こす可能性があるものや、乾燥の原因になるもの、染色体異常を起こすものなどがあります。すべての成分が配合されているからといって全てお肌に悪いと言うわけではなく使用し続けても反応しない人もいます。

明らかにすべての人に反応する量が配合されているわけではないので、反応がある人はわかりやすいですが、むしろ反応がなく使い続けられる人の方が刺激や負担がわかりにくいので注意した方が良い成分といえます。

 

9.まとめ

今回は化粧品に含まれている悪い成分についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?毎日何かしら使っている化粧品ですが、内容成分をよく知らずに使っているものも多いと思います。

自分でも自覚がないままよくない成分のものを使っている可能性もあるので、一度自分が使っている化粧品の成分について確認してみるのも良いと思います。