最近では、乾燥肌や混合肌の人が多くいわゆるトラブルの少ない「普通肌」の人が少ない傾向にあります。しかし、自分では普通肌だと思っていても間違ったスキンケアや目まぐるしく変化する環境の中で、いつトラブル肌になってしまうかわかりません。
今日は普通肌でも明日はトラブル肌になってしまう可能性だってあります。そこで今回は「普通肌」とは一体どんなお肌のことなのか?普通肌の人におすすめのスキンケアはどんなケアなのかをお伝えしていきますね!
目次
1.普通肌とは?
2.普通肌のスキンケアで大切なこと
3.普通肌のスキンケアの注意点
3-1.洗顔の時にお湯ですすぐ
3-2.U Vケアをしない
3-3.化粧水のみで保湿効果のあるアイテムを使用しない
4.普通肌でも起こる肌トラブル
4-1.くすみ・くま
4-2.シミ
4-3.シワ
5.普通肌はスキンケアで磨きがかかる
6.秋冬の普通肌のスキンケアとは?
6-1.化粧水は多くつけるほど良い!
6-2.外出時はファンデーションまで必ず塗り、しっかり落とす!
6-3.セルフマッサージで血行改善も!
7.まとめ
まず始めに「普通肌」とはどんなお肌なのかをお伝えしていきます。普通肌とはトラブルがない状態のお肌ですが、その条件として
・水分と脂分のバランスがとれている
・お肌に生まれ変わりがスムーズに行われている
・キメが整っていてバリア機能も正常
と言うことが挙げられます。
この条件が一つでも当てはまらない場合、トラブルに繋がりやすくなってしまいます。さらには毎日行っているスキンケア次第で良い状態にも悪い状態にもなります。
次に普通肌のスキンケアで大切なことをばお伝えしていきますが、普通肌=刺激やトラブルに強いお肌とも言えます。しかし、今現在トラブルがないお肌の状態であったとしてもそれが永遠に続く訳ではありません。どんなに頑張ってスキンケアをしていたとしても必ず老化は訪れます。今、トラブルがないお肌の状態だとしたら、その状態を維持するために念入りにスキンケアをしていきましょう。トラブルが出にくい肌質の人程スキンケアが疎かになってしまったり、間違ったスキンケアをしてしまっている傾向にあります。今、コンディションが良い状態なら尚更たっぷりの愛情を込めてスキンケアをするように心がけましょう。
次は普通肌のスキンケアの注意点をお伝えしていきます。
知らずにやってしまっている可能性もあるので、きちんとスキンケアをしていると言う人も自分のスキンケアを見直してみましょう。
これは普通肌の人に限らず気をつけて欲しいことですが、寒くなってくるとついついやってしまいがちなスキンケアです。今現在、お肌が乾燥していなくてもお湯での洗顔は乾燥に直結する原因です。お肌に必要な皮脂がお湯で流されてしまいます。特に、洗顔後につっぱる感じがしたらすでに黄色信号が点滅している状態なので一刻も早く対策をした方が良いです!乾燥が進むと過剰に皮脂が分泌してしまうので、インナードライ肌の原因にもなってしまいます。これから気温が低下してくるとさらにお湯での洗顔をしてしまいがちなので、すすぎの温度は絶対にぬるま湯で行いましょう。
UVケアは夏の炎天下に出る時だけで良いと思っている人!かなり危険です。これから気温の変化が激しくなる秋は特に要注意です。過ごしやすい気候になってきたとはいえまだ日差しも強く、UVケアをしないで外出してしまうと一気に日焼けしてしまい、シミやシワ、乾燥の原因になってしまいます。理想は年間通して日焼け止めを塗るのが理想です。普通肌の人は特に目立ったトラブルが起きにくいので、紫外線対策も疎かになってしまいがちです。ちょっとそこまで行くだけだし、というような時でも日焼け止めだけは必ず塗るようにしましょう。
これは正しいスキンケアがよくわからない、という人に多いことですが、洗顔後に何をどの順番で使ったら良いのかわからず適当に済ませてしまっている人がいます。特に乾燥している訳でもないし、目立つトラブルがないからいいか、と言う感じで保湿するアイテムを使用しない人がいます。しかし、これは間違ったスキンケアです。保湿アイテムを使用しなくてもお肌は自分のお肌から皮脂を分泌しているので保護する力はあります。それが過剰に分泌してしまう恐れがあります。必要以上に保護する役割のクリームなどをベタベタに塗らなくても良いのですが、最低限の保湿の役割のあるアイテムは使用しましょう。保護する力を低下させない程度の対策は必要です。
普通肌は、水分と皮脂のバランスがとれていることが多く、美肌フローラの働きも安定しているケースが多いので、目立つトラブルは少ないです。しかし、トラブルが起きない肌ではありません。ここでは、普通肌の人でも起こりやすい肌トラブルをご紹介していきます。
普通肌の人に起きやすい肌トラブルの一つがくすみです。一見、トラブルがなくキレイなお肌の状態に見えますが、血行不良などが原因でお肌の血色が悪くなって見えてしまいます。くまも目立ちやすいのが特徴です。くまやくすみがあると不健康そうな印象になってしまったり疲れている表情に見えやすいので、肌自体にニキビがあるようなトラブルとは違いますが、見た目の印象を左右するので、日頃から血行をよくするようなケアを意識しておくことが大切です。
特に、日本人に多い肌トラブルの一つがシミです。これは色白で皮膚が薄い肌質の人は特になりやすいと言われています。紫外線対策が疎かだともちろんシミは出てきやすいですし、摩擦が多いゴシゴシ洗顔などでも出てきやすいので、普通肌の人は特に気をつけて予防したいトラブルだと言えます。自分ではゴシゴシ洗っている自覚はなくても、知らず知らずのうちに力が入っているクレンジングや洗顔をし続けていると言う人も少なくありません。洗顔の時の力加減は日頃から自分でも意識しておくことが大切です。
シミに続いて、日本人に多いとされているのがシワです。これは少しの水分不足や乾燥からでも起こりやすいトラブルです。顔全体ではなくても目元や口元などから出てきやすいです。最初の軽い小シワ程度ならしっかり保湿していけば防げますが、徐々に進行して深いシワになってしまうと日頃のスキンケアだけではどうしようもない状態になってしまいます。そのため目立つシワになる前から予防しておきたいですね!
普通肌は、トラブルが少なく多少の生活リズムの崩れや食生活の乱れもさほど影響しない人が多いのが特徴です。そのため、念入りにスキンケアをしてもしなくての変わりないのではないかと錯覚してしまうがちです。もともと持っているお肌の状態はよくても維持しようという自分の意志や気持ちがないと衰えていってしまいます。反対に言えば、磨けば磨くほど良い状態を保つことができるお肌とも言えます。普通肌に人は
・今のお肌を維持する努力をし続けること
・通年同じではなく、その時その時に合ったスキンケアを意識する
・今以上のお肌を目指す
この3つを常に意識して毎日のスキンケアを行って欲しいと思います。自分のお肌を磨けるのは自分しかいません。今は普通肌でも、数日経てば乾燥肌や敏感肌になってしまう可能性も十分あり得ます。今のお肌が良い状態ならずっと保っていけるように努力していきましょう。
最後に、これからくる秋冬のために乾燥肌や敏感肌に繋がってしまわないように気をつけるスキンケアのポイントをお伝えしていきます。まだ本格的な寒さが来ていないので、今から意識していきましょう。
乾燥していてもしていなくても、化粧水は過剰につけても問題ありません。乾燥を自覚した時にはもう既にお肌の水分量はかなり低下しています。そのため、自覚する前にこれでもかと言うくらいたっぷりつけるのがポイントです。保湿のクリームや乳液は過剰につけても効果的と言う訳でもなく、オーバーケアになってしまう可能性があるので適量を守ることが大切ですが、化粧水に関してはつけすぎと言うことはありません。シートマスクを貼っておくだけでも良いので水分補給をする意味で化粧水は過剰気味につけましょう。
秋は湿度が低下し、空気の乾燥もしやすくなる季節です。そのため、目に見えない埃やちりが舞いやすく、お肌に付着しやすい季節と言えます。そんな中、すっぴんで外出してしまうと毛穴に空気中の汚れが蓄積してしまい、毛穴の黒ずみやザラつき、角栓の原因にもなりやすくなります。汚れや埃からお肌をガードするためにも、外出時には日焼け止めと下地、ファンデーションまでは塗るようにしましょう。帰宅後は優しく念入りに落としてお肌を労ってあげましょう。
「秋はくすみの季節」とも言われるほど環境や気温の変化が血色に影響します。日々変化する気温と湿度にお肌がついていけなくなる事もあります。そこからお肌の生まれ変わりが遅くなったり、古い角質が蓄積しやすくなりくすみの原因になってしまいます。水分補給はもちろんですが、時間に余裕がある時などはセルフマッサージで血行を促進してあげるのがおすすめです。マッサージはどうやってやったら良いかわからないという人は軽く耳を10回程度回すだけでも驚くほどの効果が期待できます。短時間で思い立った時にできるのでぜひやってみてください。
今回は普通肌の人のおすすめのスキンケアをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?年々乾燥肌や敏感肌の人が増えていくなかで普通肌の状態を維持していくのは思っている以上に大変で念入りなスキンケアが必要になります。しかし自分の努力次第では良いコンディションのお肌を維持することができます。自分のお肌を適当に扱うのか丁寧に扱うのかでここから先5年〜10年の差が開きます。今現在のお肌の状態は関係なくしっかりとしたスキンケアを積み重ねてきたのか適当に扱ってきたのかの差が開いてくるのです。自分のお肌に手間暇をかけ続けてきたということに自信が持てるように今からできることを意識していきましょう!