シミというと、なんとなく年齢が高い方に多いイメージがありませんか？日焼けや年齢が原因でできる肌トラブルで、お肌が薄く色白の日本人にはできやすい傾向にあります。どんなに気をつけていても知らず知らずのうちに出てきていることが多く、一度出てきてしまうとなかなか消すことができません。そのため、シミが出てくる前にできるだけケアして予防しておくことが大切です。今回は「シミ」の原因や予防法、おすすめのスキンケアについてお伝えしていきますね。
目次
1.シミの種類とできる原因とは？
1-1.肝斑
1-2.老人性色素斑（ろうはん)
1-3.そばかす
1-4.対称性メラノサイトーシス
1-5.炎症後色素沈着
2.シミはスキンケアで防げる？
3.シミに効くスキンケアアイテム！
3-1.日焼け止め
3-2.飲むビタミンサプリメント
3-3.美白美容液
4.スキンケアでシミを予防するには？
4-1.とにかく紫外線対策とアフターケアをしっかりする
4-2.摩擦を減らす
4-3.美白効果の高いアイテムを使用する
5.シミに効くスキンケア方法
5-1.化粧水での水分補給
5-2.部分的な集中美白アイテムを使用する
5-3.古い角質を溜めない
6.シミが悪化するNGスキンケア
6-1.過剰なマッサージや摩擦
6-2.すっぴんでの外出
6-3.洗顔後時間がたってからのスキンケア
7.まとめ
1.シミの種類とできる原因とは？
シミと一言で言っても様々な種類があり、原因も違います。最初にシミの種類と原因からお伝えしていきます。
1-1.肝斑
日本人女性に特に多いのがこのタイプです。頬の上のあたりに左右対称にできやすい薄いシミです。肝斑の原因は女性ホルモンのバランスが崩れることで、妊娠中や出産後には特にできやすいとされています。
1-2.老人性色素斑（ろうはん)
典型的なシミと呼ばれるのがこの老人性色素斑です。円形で左右非対称、薄いものと濃いものがあります。これは一般的に言われる紫外線を多く浴びることが原因でできます。紫外線を浴びることにより皮膚のメラニン色素細胞が増えてできやすくなります。紫外線以外にも摩擦や過度な刺激によってもできやすくなります。
1-3.そばかす
そばかすは子供の頃から出てくることがあり、鼻の周辺にできます。肝斑との識別が難しく薄い細かいものが数多くできます。そばかすも紫外線が原因でできると言われていますが、遺伝や肌質によってもできやすいとされています。思春期に濃くなって見える場合もあります。
1-4.対称性メラノサイトーシス
遅発性太田母斑とも言われる母斑の一種と言われて来ましたが、近年別物と考えられるようになりました。頬骨やおでこの外側小鼻にできます。老人性色素斑や肝斑とくらべて珍しいタイプのシミです。別名ADMと呼ばれ詳しい発生の理由は分かっていません。通常のシミとの違いは皮膚の表面ではなく真皮層に色素細胞ができる為、特殊な治療が必要になります。
1-5.炎症後色素沈着
日焼けやヤケドの後にシミになってしまったケースです。日焼けを過度に繰り返すとできやすくなります。ニキビ跡や虫刺されなどの跡がシミになるのもこのケースになります。日本人は皮膚が薄く、すぐに炎症につながるので、メラノサイトが刺激されてメラニン色素が生成され、このタイプのシミに繋がりやすいです。
2.シミはスキンケアで防げる？
シミは一度出てきてしまうとなかなか消すことができません。その為、少しでも出てくるのを遅らせておくことが大切です。全く出てこないようにするのは不可能ですが、予防できることはしておきましょう。予防しておくことによってすぐに出てくるかもしれないシミの出現を防ぐことは可能です。
3.シミに効くスキンケアアイテム！
次はシミに効果的なスキンケアアイテムをご紹介していきます。どうせ使用するならできるだけ効果が高いものを使いたいですよね！
3-1.日焼け止め
まずは何と言っても絶対に必須アイテムは日焼け止めです。紫外線が多くのシミの原因とされているからです。外出時はもちろんですが、日常生活でも紫外線を浴びる量は0ではないので、特に紫外線を浴びるような外出ではなくても必ず毎日塗るようにしましょう。少ない量でも毎日浴び続ければ必ずダメージは受けています。
3-2.飲むビタミンサプリメント
ここ数年で人気が高まっているのが飲む日焼け止めとも言われるビタミンサプリメントです。顔はもちろんガードできますが、日焼け止めが塗りきれていなくて知らず知らずのうちに焼けてしまいがちな耳の裏やうなじ、足の甲などにも効果的です。塗りムラを気にしなくて良いのも良いですね。さらにビタミン成分が高配合されているのでお肌や健康にも効果的です。塗る日焼け止めとWで使用するのがおすすめです。
3-3.美白美容液
やはり、シミ予防には美白効果の高い美容液や化粧水などのスキンケアアイテムは欠かせません。シミの原因であるメラニン色素が増えるのを抑制してくれる効果があり、出てきてしまったシミも薄くなる可能性もあります。シミが出てくる前から使用して防いでおくのが効果的です。
4.スキンケアでシミを予防するには？
次に、スキンケアでシミを予防する方法をお伝えしていきます。毎日少しずつでも意識しておくことで未来のシミの予防に繋がります。無意識に間違ったスキンケアをしてしまっている可能性もあるので見直してみましょう。
4-1.とにかく紫外線対策とアフターケアをしっかりする
先程のシミに効くスキンケアアイテムのところでもお伝えしたように、紫外線がシミの原因であることが大きいです。そのため、兎にも角にも紫外線対策をしっかりすることです。外出時の紫外線対策はもちろん、外出した日や紫外線を浴びたかもしれないなと感じる日は、アフターケアも重要です。日焼けをしたら、その日と2.3日のケアでその後のお肌が決まると言われています。
4-2.摩擦を減らす
紫外線がシミの原因というのは一般的に知られていますが、摩擦がシミの原因になっていることはそれ程知られていません。ゴシゴシ洗う洗顔や強い圧で行うメイクなど、お肌を擦る機会が多いと刺激になり、刺激からお肌を守ろうとする時にメラニン色素が過剰に生成されシミができやすくなってしまいます。洗顔を強く擦っている自覚がある人は今すぐに辞めてください。自らシミを作ってしまっています。
4-3.美白効果の高いアイテムを使用する
シミに効果的な成分といえばビタミンです。中でもビタミンCはメラニンの生成を抑える効果が高いとされているので、ビタミンC配合の化粧水や美容液などはおすすめです。
ビタミンEもアンチエイジング効果が高いので化粧品はもちろんですが食べ物から摂取するのも意識すると良いですね。
5.シミに効くスキンケア方法
次に、シミに効果的なスキンケア方法をお伝えしていきます。特別なことはしなくても手軽に毎日のスキンケアに取り入れられるので、できることから始めてみましょう。
5-1.化粧水での水分補給
シミをはじめ多くのお肌のトラブルは水分不足や乾燥から始まります。お肌の水分は多くあるほどトラブルが防げるので、特に化粧水での水分補給はおすすめです。水分が少ないお肌は紫外線も吸収しやすく、紫外線を吸収したお肌はさらに乾燥しやすくなるという悪循環を招きます。外出した日は化粧水でやシートマスクで水分を補うパックをしてあげてください。特に乾燥していると実感がなくても普段からマメに水分補給を意識するのは効果的です。
5-2.部分的な集中美白アイテムを使用する
目元やシミに部分使いができるクリームや美容液もおすすめです。特に目元は顔の中でも皮が1番薄くシミ以外にもトラブルが出てきやすい部分といえます。目元に栄養を補給するアイクリームや集中美白ができるアイテムは部分的に足りない栄養を補ってくれるので効果的です。シワやくまなどにも対応できるものが多いので、年齢的な悩みが増えてきた人は1本あると頼りになります。
5-3.古い角質を溜めない
シミの原因の一つがメラニン色素細胞の増殖ですが、お肌の生まれ変わりが遅くなることもメラニン色素が増殖する原因と言われています。お肌の生まれ変わりが遅いことで角質が厚く老けた印象の顔になってしまいます。毎日の洗顔を正しく行う、湯船にしっかり浸かる、きちんとした生活や食生活を意識するなど、少しの意識でお肌の生まれ変わりはスムーズになるので、意識していきましょう。お肌の状態が良いときには古い角質をとり、生まれ変わりを助けてくれるスクラブもおすすめです。
(※スクラブはお肌の状態によっては刺激になってしまうこともあるので生理前などは避けてあくまでも状態が良い時に使用するのが効果的です。)
6.シミが悪化するNGスキンケア
最後にシミが気になる時に絶対にしてはいけないNGスキンケアについてお伝えしていきます。無意識のうちにやってしまっている人は要注意ですよ！
6-1.過剰なマッサージや摩擦
先程のシミを予防するスキンケアのところでもお伝えしましたが、摩擦もシミの大きな原因です。無意識で自覚がなくても強く擦る洗顔を毎日続けていたらシミになります。お肌に対しての意識が高くあれやこれやとスキンケアをしている人は強いマッサージや美顔器も摩擦になってしまっている可能性があるので気をつけましょう。マッサージをするのであれば、滑りがよくなるクリームや専用のオイルなどを使用し、過度な摩擦が加らないようにして、適度な頻度で行うようにしましょう。
6-2.すっぴんでの外出
ちょっとそこまで行くだけだし、メイクするほどでもないし、とすっぴんで過ごしてしまうことはありませんか？海や山や公園などの外出ではなくても生活紫外線は毎日必ず浴びています。例えば洗濯ものを外に干す、運転をしてちょっとそこのスーパーまで行く、といった些細な外出でも侮ってはいけません。家事や育児、仕事に追われているとつい自分のスキンケアは後回しになってしまいがちですが最低限日焼け止めは塗り、すっぴんでの外出は避けるようにしましょう。
6-3.洗顔後時間がたってからのスキンケア
これもついやってしまいがちな人が多いと思いますが、お風呂上がりのスキンケアのタイミングが遅くなってしまうことです。お肌は水分が減少することで老化が進むので、これもシミに繋がりやすい原因になってしまいます。どんなに高価で内容成分が良いアイテムを使用していたとしても、洗顔後に時間がたってからつけたのでは効果が半減してしまいます。洗顔後は時間との戦いなので1分でも1秒でも早く化粧水はつけたほうが効果的です。お風呂から出てから化粧水までの時間がどうしてもあいてしまう人は浴室に化粧水を持っていき、化粧水だけでもつけて出てくることをおすすめします。
7.まとめ
今回は「シミ」に効果的なスキンケアアイテムやスキンケア方法についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか？知らず知らずのうちに間違ったスキンケアがシミを増やしてしまうことにもなります。シミは毎日の自分のケアの積み重ねが出てきやすい肌トラブルといえます。1日1日は少しのケアでも毎日の積み重ねは数年後には大きく差が開きます。最近ではシミを含める肌老化の原因の8割は紫外線とも言われています。少しでも予防するためにしっかり紫外線対策とアフターケアをして数年後にも自信の素肌でいられるようにしていきましょう！
