Update.2022.11.24

鎮静効果のある化粧品とは?鎮静が必要な肌質や効果的な化粧品の使い方をご紹介!

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お肌の痒みやヒリヒリ、赤みなどに悩んでいる人が増えています。現代では乾燥肌や敏感肌の人が増えていたり、花粉症皮膚炎などになりやすくなっているのです。常に不安定なお肌ではなくても、たまに敏感になる不安定なお肌に悩んでいる人も多いです。季節の変わり目や生理前などにも不安定になりやすいので、常に気が抜けません。今回は「鎮静効果」のある化粧品についてお伝えしていきますね。

<目次>

1.化粧品の鎮静効果とは?
 1-1. 赤みを鎮める効果
 1-2. 痒みを鎮める効果
 1-3. ヒリヒリ感を抑える効果
2.鎮静効果のある化粧品
3.鎮静効果が必要な肌質
 3-1. 敏感肌
 3-2. 乾燥肌
 3-3. ゆらぎ肌
4.鎮静効果のある化粧品が必要な部分
 4-1. 頬
 4-2. 目の周り・口の周り
5.鎮静効果のある化粧品の成分
 5-1. 角質層に潤いを与える成分
      5-1-1. セラミド
      5-1-2. コラーゲン
      5-1-3. ヒアルロン酸
    5-2. 赤み・痒み・ヒリヒリを抑える成分
      5-2-1. ビタミンC・ビタミンE 
      5-2-2. ヨクイニン
      5-2-3. ナイアシン
6.鎮静効果のある化粧品の使い方
 6-1. 摩擦を控えて優しく使う
 6-2. 複数のアイテムを使いすぎない
 6-3. 正しい使い方で、正しい量を使う
7.おすすめの鎮静効果のある化粧品
 7-1. 化粧水
 7-2. シートマスク
 7-3. 美容液
8.まとめ

1.化粧品の鎮静効果とは?

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乾燥肌や敏感肌の人口が増えると共に、鎮静効果のある化粧品や低刺激の化粧品が増えています。ここではまず最初に化粧品の鎮静効果についてお伝えしていきます。

 

1-1. 赤みを鎮める効果

敏感肌や刺激を受けたお肌の特徴は赤みです。これは、刺激を受けたことでお肌を守ろうとしてお肌の毛細血管が拡張し皮膚から透けて見えることで起きる現象です。特に日本人は色が白く皮膚が薄い人が多いので、赤みが気になってしまう人が多いです。刺激からお肌を守ろうとしている働きなので正常な働きなのですが、頬が赤くなることを気にしている人は多いです。日焼けなどが刺激になり赤みが出ることもありますが、寒さや冷気もお肌にとっては刺激になるので、冬に赤みが出るという人もいます。鎮静効果のある化粧品には、毛細血管が拡張して赤みが出る、刺激を受けて赤みが出る、などお肌の赤みを鎮めてくれる働きがあります。

1-2. 痒みを鎮める効果

敏感肌に多い特徴が痒みです。これは、お肌を守るバリア機能が低下することで少しのことが刺激になり痒みが出てきてしまう現象です。基礎化粧品やメイク用品、日焼け止めなど化粧品が刺激になって痒みが出ることもあったり、花粉やホコリ、紫外線が原因で痒みが出るケースもあります。いずれにしても、お肌を保護する働きのあるバリア機能が低下することが原因で痒みが発生します。マスク生活が長くなってきているのでマスクが原因で痒みが出る事も多くなっています。痒みで掻きむしってしまうとさらにバリア機能が低下する原因になってしまので鎮静させることが大切です。鎮静効果のある化粧品は痒みを鎮める効果もあります。

1-3.ヒリヒリ感を抑える効果

痒みや赤みと同じく、ヒリヒリするのもお肌を守るバリア機能が低下しているからです。少しの刺激からお肌を守ることができず、全てのことが刺激になってしまっている状態といえます。化粧品が滲みてしまう事もあります。痒みや赤みがエスカレートしてヒリヒリに繋がっていることも多く、敏感肌になってしまっているのでスキンケアだけでなく日常生活にも注意が必要です。この状態では通常のスキンケアも刺激になってしまう可能性があるので鎮静効果のある化粧品を使う事は大切です。

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2.鎮静効果のある化粧品

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次は鎮静効果のある化粧品についてお伝えしていきます。

鎮静効果のある化粧品はこの4点が重要です。

 

・水分補給ができるもの

・バリア機能を高めるもの

・痒み・赤み・ヒリヒリを抑えるもの

・冷却効果のあるもの

 

鎮静効果がある化粧品を使うお肌は基本的にバリア機能が低下し、少しの刺激にも弱いお肌といえます。そのため、一番大切なのが水分補給です。不安定な時なのであれこれ効果的な化粧品を使いたくなってしまいますが、高保湿のクリームなどを使うとそれが刺激になってしまう可能性もあります。皮脂量と水分のバランスを整える事が最優先になるのでとにかく痒みや赤みを鎮静して水分補給をたっぷりしてあげる事を優先してください。お肌のコンディションが悪い時に脂分の多いクリームや乳液を使いすぎるとオーバーケアといってお肌が過剰に反応してしまう事があります。水分補給をしすぎてトラブルになる事はないので、とにかく水分を与えて症状を抑える事が鎮静に繋がります。

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3.鎮静効果が必要な肌質

 

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次に鎮静効果がある化粧品を使った方が良いお肌についてお伝えしていきます。

 

3-1. 敏感肌

敏感肌は一番鎮静効果が必要なお肌です。敏感なのでただでさえ刺激に弱い状態です。お肌を守る働きのある皮脂膜も形成しにくく、水分と皮脂のバランスが悪いので保護する働きが低下してしまっています。花粉が付着すると痒みが出やすくなってしまう花粉症皮膚炎になってしまったり、コットンの繊維や洗顔後に拭くタオルなども刺激になりやすくなってしまいます。通常の化粧品が刺激になりやすいので敏感肌用の化粧品や鎮静効果のある化粧品を普段から使っておくことが大切です。

3-2. 乾燥肌

乾燥肌はエスカレートすると敏感肌になってしまう可能性があります。乾燥を自覚している人でも、そこから敏感肌になってしまう可能性があるという事を知らない人もいるので覚えておきましょう。乾燥肌は水分と皮脂のバランスが悪いので、お肌を保護するバリア機能が低下しやすいお肌といえます。冬場に起こるただの乾燥だと軽く考えず、そこから痒みやヒリヒリになってしまうかもしれないと思ってケアしておくことが大切です。

>>>敏感乾燥肌にオススメのスキンケアはこちらの記事

3-3. ゆらぎ肌

現代で一番増えているのがこのゆらぎ肌です。これは普段は問題ないお肌で通常の化粧品を使っていても、生理前や季節の変わり目、不規則な生活やストレスなどですぐに不安定になってしまうお肌です。お肌が生まれ変わる速度も遅くなりやすく、バリア機能も不安定になってしまいます。常に鎮静効果がある化粧品を使うのもおすすめですが、不安定になった時に使えるアイテムを常備しておくことがおすすめです。

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4.鎮静効果のある化粧品が必要な部分

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鎮静効果のある化粧品は乾燥が気になるお肌や敏感肌の人には大切ですが、顔の中でも特に敏感になりやすく鎮静が必要な部分があります。ここでは部分的に鎮静が必要なところをお伝えしていきます。

4-1. 頬

顔の中でも一番痒みや赤み、ヒリヒリが出てきやすい部分が頬です。ここは顔の中でも皮膚が薄く、刺激を受けることが多いので、肌トラブルが起きやすい部分といえます。無意識のときでも、紫外線や摩擦などの刺激を受けやすい部分で、皮脂分泌が比較的少ないのでバリア機能も低下して保護する力が低下してしまいます。顔全体ではなくても頬の高い部分のみ鎮静化粧品を使うのも効果的です。

4-2. 目の周り・口の周り

目の周りと口の周りは皮脂腺が少ないので刺激に弱く、バリア機能も弱い部分です。化粧品の刺激にも反応しやすく、アイシャドウやリップなど、少しの刺激でも赤みや痒みが出やすいところと言えます。保護する力や水分維持の力も弱いので日頃からバリア機能を高めるスキンケアや鎮静効果のある化粧品を使うのが効果的です。

>>>低刺激化粧品の効果的な使い方はこちらの記事

5.鎮静効果のある化粧品の成分

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ここでは、鎮静効果のある化粧品の種類をお伝えしていきますが、こんな成分がおすすめという2種類をご紹介していきます。

5-1. 角質層に潤いを与える成分

敏感肌や乾燥肌は角質層の一番外側にある皮脂膜というバリア機能が大切な役割を果たしています。そのため、バリア機能のある角質層に潤いを与える成分が配合されているものがおすすめです。

5-1-1. セラミド

セラミドは細胞分裂をするときに必要な成分で、水分を蓄えてくれる働きがあります。水分量が増える事でバリア機能も高まり角質層に潤いを与えてくれます。高い保湿効果でお肌の表面に水分量が増え、刺激からお肌を守ってくれます。

5-1-2. コラーゲン

コラーゲンはハリや潤いを保つ働きをしてくれます。お肌の水分蒸発を防ぎ、潤いを逃さないように維持してくれる働きがあります。

5-1-3. ヒアルロン酸

ヒアルロン酸はお肌の水分を維持するのに大切な働きをしてくれます。水分量が維持できることでお肌を守る働きがアップします。お肌の表面に水分を与えてくれることでバリア機能を強化し、外からの刺激からお肌を守ってくれます。

>>>シミ予防のためのスキンケア方法はこちらの記事

5-2. 赤み・痒み・ヒリヒリを抑える成分

乾燥肌や敏感肌の人にとっては普通肌の化粧品が刺激になってしまう事もあります。その場合刺激がより少なく尚且つ水分や潤いを補給する事が大切です。鎮静効果の高い成分をご紹介していきます。

5-2-1. ビタミンC・ビタミンE

ビタミンC誘導体は鎮静効果が期待できます。メラニン色素の生成を抑制し、刺激によるシミ、ソバカスを防ぎます。皮脂分泌が過剰になるのを抑制する働きがあるので炎症を鎮めたり肌荒れ予防にも効果的です。さらにビタミンEは血行をスムーズにさせる働きがあるのでお肌の生まれ変わりを促進してくれます。

5-2-2. ヨクイニン

ヨクイニンには抗炎症作用があるので炎症するのを抑制してくれる働きが期待できます。鎮静効果もあり、肌荒れしやすいお肌やお肌の生まれ変わりが乱れているお肌の強い味方になってくれる成分といえます。角質層を強化し、お肌の生まれ変わりを促進してくれます。

5-2-3. ナイアシン

ナイアシンは皮膚や粘膜を正常に保ち、バリア機能を正常にする働きが期待できます。お肌の生まれ変わりを正常にする働きもあり、バリア機能が低下し刺激に弱くなったお肌を守ります。乾燥肌や敏感肌になってしまったお肌をサポートする働きが期待できます。

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6.鎮静効果のある化粧品の使い方

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次に、鎮静効果のある化粧品の使い方をお伝えしていきます。鎮静が必要なお肌はデリケートなので、それを忘れずにスキンケアをしていきましょう。

6-1. 摩擦を控えて優しく使う

敏感肌や乾燥肌は刺激にとても弱い状態です。痒みやヒリヒリ、赤みが出てきている状態は既に摩擦を受けてバリア機能が低下してしまっています。そのため、洗顔をする時やメイクをするときなど無意識に擦ることは厳禁です。化粧水をつける時や、ファンデーションを塗る時などは抑えるように使いましょう。

6-2. 複数のアイテムを使いすぎない

お肌がデリケートになっている時はあれやこれやとたくさんのアイテムを使い、一刻も早くお肌を落ち着けたいと思いますが、お肌の働きが低下していると高保湿のクリームなどを使っても対応できずにお肌に負担がかかってしまうことがあります。そのため、鎮静が必要な時ほどシンプルケアを意識してとにかく水分補給を第一に考えましょう。

6-3. 正しい使い方で、正しい量を使う

鎮静効果のある化粧品に限らず、正しい分量を守って正しい使い方をする事は大切です。どんなに効果のある化粧品を使っていたとしても使い方や使う量が間違っていたら効果が発揮されません。鎮静が必要なお肌のコンディションの時はなおさら正しく化粧品を使うように意識しましょう。

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7.おすすめの鎮静効果のある化粧品

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最後に鎮静効果のある化粧品のおすすめをお伝えしていきます。

7-1. 化粧水

化粧水は鎮静化粧品の中でも最も効果的なアイテムです。水分を補給し、痒みやヒリヒリを鎮めてバリア機能を回復します。赤みや痒み、ヒリヒリが出やすい部分にはローションパックなどで水分補給をすると落ち着きます。乾燥肌や敏感肌には10分程度のパックが効果的です。

7-2. シートマスク

栄養成分が豊富なローションに浸ったシートマスクは鎮静に効果的です。シートマスクは種類が豊富なので、敏感肌専用のものや赤み、乾燥などコンディションによって選べるのでその時のコンディションによって使い分けるのもおすすめです。不安定なお肌や部分使いができるものも豊富に販売されています。

7-3. 美容液

鎮静効果のある化粧品の中では美容液もおすすめのアイテムです。美白専用の美容液や、くすみ解消の美容液と同様に鎮静専用の美容液があります。鎮静専用の美容液には痒みや赤みを鎮めて不安定なお肌を落ち着かせてくれる成分が配合されています。生理前や花粉症皮膚炎の時に使えるように1本常備しておくと安心です。

種類

効果

おすすめ度

化粧水

水分補給

★★★★★ 5点

シートマスク

水分補給

★★★★★ 5点

美容液

鎮静・抗炎症

★★★★☆ 4点

乳液

保護・保湿

★★★☆☆ 3点

クリーム

保護・保湿

★★★☆☆ 3点

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8.まとめ

 

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今回は「鎮静効果のある化粧品」についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?人は毎日同じものを食べて同じ時間睡眠をとっているわけではありません。女性ホルモンのバランスなどによってもお肌のコンディションが左右されます。水分量と皮脂のバランスが不安定になると誰でもいつでも敏感肌や乾燥肌になってしまう可能性があります。万が一、不安定なお肌になってしまった時でも対処法を知っておくと安心です。鎮静効果のある化粧品をぜひ参考にしてみてください。

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