日々のお肌のお手入れに欠かせない基礎化粧品。知らず知らずのうちに間違った使い方や、自分に合っていない基礎化粧品を使っているかもしれません。この記事を読むことで基礎化粧品の正しい使い方、自分に合う基礎化粧品の選び方が分かります。是非参考にしてください。
目次
1.基礎化粧品って一体何?
1-1. 基礎化粧品とは
1-2. 基礎化粧品はなぜ重要なのか
2.基礎化粧品の役割
2-1. クレンジングの役割
2-2. 洗顔の役割
2-3. 保湿の下準備をする役割
2-4. 保湿の役割
2-5. 美白・美容の役割
3.基礎化粧品の正しい使い方と注意点
3-1. 基礎化粧品の使い方
3-2. 基礎化粧品を使う際の注意点
4.基礎化粧品の選び方
4-1. 肌タイプ別の基礎化粧品
4-2. 年齢別の基礎化粧品
4-3. 基礎化粧品を選ぶ際の注意点
まとめ
1.基礎化粧品って一体何?
基礎化粧品とは一体なんでしょう。基礎化粧品といってもその種類や目的は様々です。
1-1. 基礎化粧品とは
基礎化粧品とは、肌荒れを防ぎ、肌に不足している油分や水分を補い肌を健やかに保つための化粧品です。主に、化粧水や、乳液、美容液、クリーム、さにはクレンジングといったものが基礎化粧品に該当します。
1-2. 基礎化粧品はなぜ重要なのか
基礎化粧品は素肌の土台を作るのにとても重要な役割を果たします。
その中でも保湿はとても大切です。保湿を適切に行うことで、肌の油分と水分のバランスを整え、乾燥や外部からの刺激にも負けない健やかな肌を作ることができます。特に、男性よりも普段からメイクをする女性は、日々お肌に外部から刺激を与えている事になります。そのため、基礎化粧品でしっかりとケアをしないと、お肌の老化が加速してしまいます。
ただ、闇雲に基礎化粧品を買い揃え、適当に使用していても、逆に肌トラブルの原因になってしまうことも事実です。
しっかりと自分にあった基礎化粧品の選び方や、正しい使い方を身に着けることで、健やかな素肌を手に入れることができます。
2.基礎化粧品の役割
基礎化粧品は先程もお伝えしたとおり、肌荒れを防ぎ、肌に不足している油分や水分を補い肌を健やかに保つための化粧品です。そして、複数の種類があり、それぞれにあった役割があります。
2-1. クレンジングの役割
クレンジングは、メイクなどの油性の汚れを落とす役割があります。石鹸では落としきれないファンデーションや口紅などをしっかり落とす必要があります。
しっかりメイクを落とせないと、毛穴の汚れに繋がり、肌がくすんでしまいます。
2-2. 洗顔の役割
洗顔料は、肌の余分な皮脂を落とす役割があります。また、肌の古くなった角質などの不要なものも落とし、清潔に保ちます。
ただ、クレンジングや洗顔をするとどうしてもお肌が乾燥しやすくなります。そのため、次から説明する保湿が重要になります。
2-3. 保湿の下準備をする役割
保湿の下準備、いわゆる、導入美容液やブースター美容液と呼ばれる導入化粧品です。クレンジング、洗顔のあとに使うことで、その後の導入化粧品の浸透力と高める役割があります。
特に、化粧水や乳液を使っているけど乾燥する方が導入美容液を使うととても効果的です。
2-4. 保湿の役割
化粧水や乳液、クリームなどでお肌を保湿する役割があります。化粧水で肌に水分を与え、与えた水分が逃げないように乳液やクリームで油分で肌を覆うことで、保湿ができます。
化粧水には保湿に加えて、シワやたるみ、シミに効果的な化粧水などもあります。そのため、自分の気になるところをケアしてくれる化粧水や、自分の肌にあった化粧水を選ぶ必要があります。
乳液には、水分と油分のバランスを整える機能があります。クリームは、乳液に比べて油分が多く含まれています。自分の肌にあったものを使うことはもちろん、特に乾燥しやすい季節にはクリームを使うなどの使い分けもオススメです。
2-5. 美白・美容の役割
導入化粧品には、美白に特化したものや、各個人の肌の悩みに合った栄養を与えてくれるものを選ぶことが重要です。普段のお手入れのワンランク上のお手入れをする役割があります。
3.基礎化粧品の正しい使い方と注意点
ただ単に基礎化粧品を導入して使用しただけでは、逆に肌トラブルの原因になってしまいます。正しい使い方を身につけることで肌に不足している油分や水分を補い肌を健やかに保つことができます。
3-1. 基礎化粧品の使い方
基礎化粧品は、
- クレンジング
- 洗顔
- 導入美容液
- 化粧水
- 乳液、クリーム
の順で使用することが効果的です。
朝はメイクをしていないのでクレンジングの必要はありません。朝は、睡眠中にたまった皮脂や汚れを洗顔で落とし、その日に受ける刺激を防ぐこと。夜はその日についた汚れやメイクを落とし、肌の油分と水分のバランスを整え、うるおいを保ちます。
朝は、UVカットの機能がある乳液を使うと、日焼け予防なるので、肌にとってはより効果的です。
基本的には上記の順番での使用がオススメですが、商品によって推奨されている使い方があるので順番が前後する可能性もあります。
3-2. 基礎化粧品を使う際の注意点
・肌に直接触れる回数を減らす
肌に直接触れることも、肌に刺激を与えていることになります。つまり、極力肌に触れる回数を減らすことが重要になってきます。
入念にスキンケアを行おうとするあまり、必要以上にお肌に触れてしまっている方は多いのではないのでしょうか。
・使用方法をよく読む
先程も述べた通り、基礎化粧品には使用方法の順番が異なるものもあります。しっかり、商品の使用方法を読んで使用することをオススメします。
・化粧水の後に乳液や化粧水を必ず使う
化粧水のみで済ませてしまうと、せっかく肌にうるおいを与えたのに、再び乾燥してしまいます。必ず乳液やクリームでうるおいを閉じ込め、乾燥を防ぐことが必要です。
4.基礎化粧品の選び方
基礎化粧品の効果を高めるためには、自分に合ったものを使う必要があります。なんとなく、適当に選んで使っている方で、あまり効果を感じられていない場合は、自分に適した基礎化粧品に変えることで効果が実感できると思います。
自分に適している基礎化粧品とは、肌タイプ別に合った化粧品と、年齢別に合った化粧品があります。
4-1. 肌タイプ別の基礎化粧品
肌タイプは大きく、
- 普通肌
- 脂性肌
- 乾燥肌
- 混合肌
- 敏感肌
の5つに分けることができます。
それぞれの肌の特徴とどのような基礎化粧品がおすすめか解説していきます。
・普通肌
普通肌の特徴:油分と水分のバランスがちょうどよく、一番理想的な肌質です。
オススメの基礎化粧品:特に、基礎化粧品選びに注意することはありません。自分の気になる部分に合わせた成分が含まれている基礎化粧品を選んで使用してください。
しかし、季節によっては乾燥しやすかったりするため、その時は保湿力の高い商品を選ぶことをオススメします。
・脂性肌
脂性肌の特徴:脂性肌は、皮脂の過剰分泌により、肌のテカリやべたつきが起きやすく、メイクも崩れやすい肌です。そして、ニキビや毛穴などの肌トラブルが起こりやすいです。
オススメの基礎化粧品:皮脂の分泌を改善し、肌の油分と水分のバランスを整えてくれるさっぱりしたタイプの基礎化粧品です。それに加えしっかりうるおいを与えてくれるタイプがより効果的です。
また、ニキビの予防、改善などの成分が入った化粧水も脂性肌にはオススメです。
乳液やクリームを付けないと、乾燥からくる皮脂の過剰分泌を引き起こしてしまいます。できるだけ油分が少なめの乳液やクリームでしっかり水分を閉じ込め、皮脂の分泌を抑えましょう。
・乾燥肌
乾燥肌の特徴:肌の油分と水分が不足し、乾燥しやすい肌質です。
オススメの基礎化粧品:肌にうるおいを与えるのに欠かせない「セラミド」や「ヒアルロン酸」、「コラーゲン」など、保湿力の高い成分が入った化粧水などがオススメです。
また、洗浄力の強いクレンジングや洗顔料を使ってしまうと、余分な皮脂まで落としてしまうため、皮脂の過剰分泌に繋がります。クレンジングを選ぶ際は、外部からの刺激から肌を守るバリア機能のあるミルクタイプが効果的です。
乾燥肌は、皮脂膜が薄く、紫外線や摩擦などの外部の刺激を受けやすい特徴があるため、注意が必要です。
・混合肌
混合肌の特徴:Tゾーン(おでこや鼻周り)は油分が多く脂っぽいため、テカりやすく、頬は乾燥しやすい肌質です。脂性肌と乾燥肌が混ざり合っているため、基礎化粧品は選びにくいです。
オススメの基礎化粧品:肌がテカる原因は乾燥からくる皮脂の過剰分泌も考えられるため、皮脂を取るのではなく、肌の油分と水分のバランスを整える保湿タイプの基礎化粧品がオススメです。
皮脂の多い部分と乾燥している部分で、脂性肌用と乾燥肌用の化粧水を使い分けて使用することも混合肌には効果的です。
・敏感肌
敏感肌の特徴:敏感肌は肌のバリア機能が低下し、外からの刺激を受けやすい肌質です。
オススメの基礎化粧品:セラミドが配合されている化粧品を使用するようにしましょう。「セラミド」は、肌のバリア機能をきちんと働かせる成分です。肌に優しく、角質層までしっかりと浸透し、保湿してくれます。
また、アルコールや香料などの添加物が含まれていたりすると、ヒリヒリし、肌の赤みが出てしまう可能性があります。そのため、添加物が入っていない基礎化粧品の使用をおすすめします。
無添加商品でも、合わないものもあるため注意が必要です。
4-2. 年齢別の基礎化粧品
・10代
特徴:10代は皮脂の分泌が増加する傾向にあります。思春期によるニキビに悩む方も多いです。
オススメの基礎化粧品:皮脂の分泌を改善し、肌の油分と水分のバランスを整えてくれるさっぱりしたタイプの基礎化粧品がオススメです。
・20代
特徴:20代になると、大人ニキビ・乾燥・シミ・小じわなど様々な肌トラブルが起きるようになります。
オススメの基礎化粧品:20代前半は10代から引き続き皮脂の分泌量が多いため、さっぱりタイプの基礎化粧品がオススメです。20代後半には、徐々に皮脂の分泌量が少なくなっていき、乾燥に悩まされる事も多くなります。そのため、保湿力の高いタイプの基礎化粧品がオススメです。
・30代
特徴:30代では、シワやたるみに悩まされる時期です。
オススメの基礎化粧品:保湿力が高い化粧水やしわ改善の効果が期待できる基礎化粧品がオススメです。
・40~50代
特徴:40~50代は、乾燥や紫外線によるシミ、たるみや、シワなどが30代のころにもまして出てきます。
オススメの基礎化粧品:保湿力が高い化粧水やしわ改善の効果が期待できる基礎化粧品に加え、ハリを重視した基礎化粧品や、美白効果のある基礎化粧品の使用がオススメです。
4-3. 基礎化粧品を選ぶ際の注意点
・1ヵ月は使用を続ける
肌にはターンオーバーがあり、肌が生まれ変わり、効果を実感するまでに1ヶ月程度かかります。そのため、使用している基礎化粧品の効果を見極めるためには1ヶ月程度かかるのです。
まとめ
肌はだれしも綺麗に美しく保ちたいものです。肌を美しく保つには、日々のお手入れで使用する基礎化粧品が重要です。基礎化粧品を選ぶ際には、自分の肌タイプに合ったものや年齢にあったもので決めることが大切です。さらに、適切な方法で使うことで基礎化粧品の効果を高めることができます。基礎化粧品選びの参考になれば幸いです。