体重や体型が気になってくると、体を絞ろうかなとダイエットに励んだ経験は誰にでもあると思います。
食事制限をしたり、運動を始めてみたり、あの手この手で挑戦しているのにイマイチ結果がついてこず、気持ちが続かずに道半ばで諦めてしまう人も多いのが現実です。
ダイエットに真剣に取り組んでいるからこそ、目に見える結果が欲しくなりますよね。
しかし、ダイエットが続かない人や成功しない人にはいくつか共通点があるんです!
食事制限や過度な運動を行う前に自分の身体を痩せ体質に変えるだけで、ダイエットの効果も期待できますよ。
今回はダイエットで痩せにくい人の特徴や、痩せ体質になるための身体づくりについてまとめてみました。
ダイエットに成功した人ならではのルールや、ダイエットに取り組む意識の変化についてもお伝えしています。なかなか、ダイエットが続かない、結果が出ていないという人は是非、今回の内容を参考にしてみて下さいね!
【目次】
1、ダイエットが成功しない人に共通するコト
⑴冷え性
⑵姿勢が悪い
⑶無理な食事制限
2、痩せ体質になるために見直すべき3つのポイント
⑴筋肉をつける
⑵食事のバランスを整える
⑶睡眠の質向上
3、ダイエット成功の秘訣
⑴ダイエットは長期戦
⑵メリハリをつける
⑶鏡の前に立つ
【まとめ】
いくらダイエットをしても痩せない、もしくは体重の増減を繰り返す、と感じている人は多いんじゃないでしょうか?
実は、痩せない人には共通している点がいくつかあるんです!
「何しても痩せない」「リバウンドを繰り返す」という人は自分に当てはまることはないかチェックしてみて下さいね!
万病の元とも言われる「冷え」ですが、ダイエットを行う上でも非常に大敵です。
冷え性のタイプも様々で、末端型冷え性や下半身型、内蔵型など生活スタイルや体質によっても変わります。
しかし、共通して言えるのは、身体が冷えているということは、体内の代謝が落ちているという事です。
特に基礎代謝は、普通に生活している上でエネルギー消費を行うのに大切な役割を果たします。
その基礎代謝が落ちていると、エネルギー消費の効率が落ちてしまいます。
食事で取り入れた栄養をエネルギーに変換する効率も悪く、体重が思うように減らないという結果に繋がってしまいます。
「冷え性=代謝が悪い」という状態は、ダイエットの点だけでなく、身体の免疫機能も低下します。
風邪をひきやすくなったり、高熱ではないにしても体の調子がなんとなく優れないといったことが続くのも冷え性が原因かもしれません。
「猫背」や「反り腰」と言われるような、姿勢が悪い状態も痩せない人に多く見られる特徴です。
パソコンやスマホを毎日、触るような現代生活では「巻き肩」と呼ばれるような姿勢の人もいます。
前傾姿勢が長い時間続き、肩が内側に入り込むような姿勢の人を言います。
今では、猫背の自覚がある人がほとんどですが、まずはセルフチェックを行いましょう。
まずは床に横になり、身体の力を抜いてリラックスした状態を作ります。
お腹から深呼吸するといいでしょう。
次に、自分の肩が寝ている床と平行かどうかチェックしてみて下さい。
この時に、自分の肩と床の間に隙間ができ、手が入る状態であれば「猫背」や「巻き肩」のような姿勢が悪い状態だと言えます。
体の力を抜きリラックスした状態ですら、肩が内側に入ってしまっているので、慢性的に姿勢が悪く筋肉が凝り固まっていると言えます。
筋肉が凝り固まった状態は、先ほどの冷えと同じで体内の代謝を低下させます。
いくら運動を行っても、筋肉が凝り固まっていると代謝が上がるまでに時間がかかり、ダイエットの効率も非常に悪くなってしまうんです。
また、猫背の姿勢は、肺を圧迫している状態です。
呼吸が浅い状態が慢性的に続くので、酸素を体内に取り込む量も当然、減ります。
脂肪を燃焼させるためには、大量の酸素が必要と言われていますが、姿勢が悪く体内に供給される酸素の量が減ると、脂肪燃焼にも影響が出てくるんです。
一言に「姿勢が悪い」と言っても、見た目の印象が悪いだけでなく、ダイエットにも不向きな身体になってしまうんです。
ダイエットを思い立つと、運動と同じくらい食事についても考えますよね。
ダイエットの為に、食事の量を減らそう!と考える人も多いはず。
しかし、この食事制限も極端なやり方をしてしまうと、必ずと言っていいほど失敗します。
例えばですが、1日のスタートである朝食を抜くと、身体を動かす為のエネルギー源が足りなくなってしまい、筋肉の分解が進んでしまいます。
結果として、筋肉量の低下に繋がり代謝が上がりづらくなってしまって、ダイエットの効率が悪くなってしまうのです。
また、食事制限を偏った方法で行うと、ビタミンやミネラル、食物繊維が不足してしまいます。
ビタミンやミネラルはダイエットに欠かせない筋肉を作るために必要な栄養です。
また、食物繊維もお通じを促し身体の中を整える為に必要なものです。
ビタミンやミネラル、食物繊維に限ったことではありませんが、栄養バランスが崩れることは身体の不調を招き、痩せにくい身体になってしまうのです。
無理に食事を制限するのではなく、食事の方法を変えるだけでも痩せやすい身体を作ることが出来ますよ。
色んなダイエットの方法に挑戦しているのになかなか成功しない人は、ダイエットの方法が原因ではありません。
まずは、ご自身の身体が痩せ体質になっているか見直しましょう。
先ほどお伝えした、痩せない身体の特徴に当てはまるものがあればまずはそこの改善が最優先です!
ここでは、ダイエットに適した身体をつくるにはどうしたらいいのか、3つのポイントに分けて解説していきますね。
ダイエットを思い立つと、普段の生活の中で運動する時間を取り入れようと考えたことはありませんか?
身体を動かすためにウォーキングやジョギング、ヨガなど様々なことに取り組んできたことと思います。
しかし、こういった運動も身体の筋肉量が十分でないと効果を発揮できません。
ですので、ウォーキングなどの有酸素運動の前に筋トレなどの無酸素運動を必ず取り入れるようにしましょう。
筋トレは直接的に脂肪を燃焼したりする効果はありませんが、筋肉量を増やすことが出来るので身体の代謝アップに繋がります。
筋肉量が増え、代謝が上がると普段通りの生活をしているだけでも、消費されるエネルギーの量が増えるので自然と太りにくい身体へと変化していきます。
すなわち、痩せ体質へと変わっていくことが出来るんです。
また、筋肉量を増やすことで有酸素運動の効果も上がります。
運動を続けているのに、イマイチ成果が上がっていない時は、筋トレを取り入れて筋肉量を増やす身体づくりから再スタートしましょう。
ダイエットにおいて炭水化物や糖質を抜くといった極端な食事制限は、一時的な効果しか見込めません。
この方法でダイエットを始めると、開始直後は簡単に体重が落ちていきます。
しかし、食事を戻した時にリバウンドをしてしまう可能性や、生活において必要なエネルギーまでカットしている為、日常生活において頭の回転が鈍ったりして、ダイエットとは別のところで支障をきたすこともあります。
ダイエット中は、極端な食事制限を行うよりもカロリーコントロールを行ったり、筋肉のエサになるたんぱく質を摂ることが痩せ体質を作ることに繋がります。
ダイエット中の食事は高タンパクで低カロリーなものを摂るのが鉄則です。
ビタミンやミネラルも代謝アップには欠かせない栄養分なので、意識的に摂りましょう。
食事は痩せ体質をつくるためには特に大切なポイントです。
何でもかんでもカットするだけがダイエットではありません。
体重を減らす為の食事を考えるよりも、痩せ体質をつくるための食事を考えるよう意識してみましょう。
ダイエットに適した身体を作る為に、運動や食事と同じくらい気を配りたいのが睡眠です。
睡眠の質を高めることと、痩せ体質をつくることは密接な関係があるんです。
通常、睡眠をとっている間に成長ホルモンというのが分泌されています。
この成長ホルモンは、筋肉作りや脂肪分解には欠かせない役割を担っています。
成長ホルモンの分泌が、代謝アップに欠かせない筋肉作りを行っているので、痩せ体質をつくるには睡眠の質を上げることがかなり大事です。
睡眠のゴールデンタイムと言われる22時〜3時までは成長ホルモンが一番、分泌されやすい時間だと言われているので、この時間帯は、可能であれば寝ていたいというのが希望です。
しかし、仕事をしているとそう簡単にはいきませんよね。
22時が難しくても、日付が変わる前には横になり睡眠が取れるように意識しましょう。
睡眠をしっかりとるだけでもかなりのカロリーを消化しています。
22時に寝て7時間の睡眠をしっかり取った場合、300kcal消費すると言われているのを知っていますか?
例えばですが、体重50kgの人は300kcalを運動で消費しようとすると、ジョギングを1時間弱行わないといけません。
かなりハードな運動ですし、これを毎日しようを思うと大変ですよね。
このことからも、睡眠が、いかに大切でダイエットの効率を上げてくれるかが分かると思います。
食事も運動もしっかり頑張っているけど、結果が出ないという時は睡眠の質を上げるよう意識しましょう。
それでは、ダイエットが成功しリバウンドをせずに体型をキープする為の秘訣をお伝えしますね。
食事・運動・睡眠のポイントを押さえた上で、あとはダイエットに取り組む時に気持ちの余裕をいかに持てるかが大切です。
ダイエットを始める前は、「必ず◯kgまで痩せる!」「◯◯までに必ず痩せる!」と目標を決めますよね。
目標を決めること自体はとても良いことです。
モチベーションにもなりますし、ゴールが設定されていることで頑張ろうという気持ちにもなりますよね。
しかし、この目標が極端なものになっていないか、再度見直してみましょう。
例えば「1ヶ月で5kg痩せる!」という目標はかなりハードルが高いです。
この目標の為に、食事を制限したりすると5kg減量出来たとしても、その後に食事を戻すことでリバウンドの確率は高くなります。
ダイエットは長期戦です。
数十年生活して癖になっている生活リズムや食事の摂り方を、たった1〜2ヶ月で変えて痩せようとする方が、身体にとっては無理があります。
免疫機能を低下させたり、体調を崩してしまう原因にもなりますよ。
短くても半年〜1年かけてダイエットを行うように設定しましょう。
ダイエットといえば、我慢、我慢の連続だと思っていませんか?
ダイエットに真剣に取り組んでいる人ほど、どうしても甘いものを食べたい!ご飯をお腹いっぱい食べたい!と思う瞬間がやってきます。
実は、ダイエットに成功している人は、我慢ばかりしていた訳ではありません。
甘いものも、白米も食べています。
ただ、自分の中で必ずルールを決めてメリハリを付けているんです。
例えば、「白米は週末のお昼ご飯の時だけにする」「甘いものは週に1回だけ解禁する」といったルールを設定しています。
そうすることで、長期戦のダイエットの中にも短いスパンでご褒美があるので頑張れますよね。
ご褒美の後は、またダイエットを頑張ろうと思う意欲にも繋がります。
我慢するだけがダイエットではありません。
締める所は締める、緩める所は緩めるといったメリハリがダイエットにはとても大事です。
これだけ?と思われがちですが、とても大切なことなんです!
1日1回、鏡の前に立っていますか?
女性はメイクをする時に、鏡を見ると思いますが、顔だけでなく全身が映る鏡の前に1日1回立って自分の身体を観るよう意識しましょう。
自分の身体と向き合う時間がほんの数秒でもあると、意識が全く変わりますよ。
姿勢は猫背になっていませんか?反り腰になっていませんか?
姿勢を見直すことはダイエットにおいてとても重要ですが、ダイエットをしばらく続けているとウエスト周りが前と違う!と小さな自分の変化に気付くことができます。
体重計に乗り数字でシビアに変化を見ていくのもいいですが、見た目の変化はとっても大事です。
目に見える変化は自分のモチベーションアップにも繋がります。
逆に体重計に乗って一喜一憂していると、ダイエットへのモチベーションも上がったり下がったりして大変です。
ダイエット中は、体重計に乗るのは週1回にして、鏡の前に立ち自分の身体と向き合う時間を作ってあげてくださいね。
ダイエットは、誰でも一度は取り組んだことがあるのではないでしょうか?
女性は特にホルモンバランスや出産によって、体重はとても変化しやすいものです。
なので、その時の生活や環境に合わせた無理のないダイエットがとても大事です。
ダイエットにおいて一番、大事にして欲しいのは痩せた体を手にいれるという意識よりも、健康でしなやかな美しい体を作るという気持ちです。
ダイエットは期間限定でも、それで手に入れた身体はその先もずっと付き合っていくあなたの大切な身体です。
だからこそ、ダイエット中も無理をせず、自身の身体を労わりながら美しい身体作りを心がけてくださいね。