Update.2022.11.25

“乾燥肌ニキビ”の対処法とは?スキンケアの選び方と使い方を紹介

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ニキビは思春期のシンボルとも言われますが、大人になってからできるニキビは原因が異なります。大人ニキビの原因は乾燥です。そのため、乾燥肌ニキビとも言われています。肌が乾燥すると、一定のサイクルで細胞が生まれ変わる肌のターンオーバーの乱れに生じ、古くなった角質が毛穴をふさいでしまいニキビが発生します。

このように乾燥肌ニキビは、若いころにできる思春期ニキビとは原因が違うため対処方法も異なります。今回は、乾燥肌ニキビに効くスキンケアの選び方や使い方を紹介します。

<目次>

1.乾燥肌ニキビができる原因
2.乾燥肌ニキビの原因となる4つの因子
 2-1.アクネ菌が増殖する
 2-2.皮脂の分泌が盛んになる
 2-3.毛穴がつまる
 2-4.水分量が低下する
3.乾燥肌ニキビに効くスキンケアの選び方
 3-1.アクネ菌対策
 3-2.皮脂対策
 3-3.角質&毛穴対策
 3-4.水分量の低下対策
4.ニキビ肌におすすめの成分
5.乾燥肌ニキビを改善する正しいスキンケアの使い方
 5-1.洗顔
 5-2.保湿
6.まとめ

 

1.乾燥肌ニキビができる原因

168649810代の頃にできるニキビと、大人になってきてからできるニキビは、多くの場合、その原因やメカニズムは異なります。原因を正しく知ることが、正しい対処につながります。

思春期ニキビともいわれる、10代の頃にできるニキビは、多くは過剰な皮脂分泌によって毛穴が詰まってしまい、そこにアクネ菌などが繁殖してしまうことが主な原因となります。

一方、大人になってからできるニキビは、実は乾燥が原因になっていることも少なくありません。そのため、乾燥肌ニキビとも呼ばれています。

肌が乾燥すると、一定のサイクルで細胞が生まれ変わる肌のターンオーバーに乱れが生じます。その結果、古くなった角質が毛穴を塞ぎ炎症を起こしてしまいます。これが乾燥肌ニキビの主な原因です。

また、「バリア機能の低下」も肌が乾燥する原因の1つです。多くは食生活や運動などの生活習慣に疲労やストレス、睡眠不足などの要因が加わりバリア機能が低下していきます。バリア機能が低下することによって、ニキビを含め様々な肌トラブルの原因となってしまうため、バリア機能を低下させないような生活や対策が必要です。

💡思春期ニキビと乾燥肌ニキビの違いはこちらから

 

2.乾燥肌ニキビの原因となる4つの因子

乾燥肌ニキビは大きく4つの因子によってできます。

2-1.アクネ菌が増殖する

アクネ菌はヒトの皮膚の表面近くに常にいる常在菌です。アクネ菌は酸素の少ない毛穴の奥深くを好み、皮脂を栄養にしています。皮脂はアクネ菌によって分解され、この分解物がお肌に炎症を起こします。またアクネ菌によって産生されるポルフィリンは紫外線にあたることによって活性酸素を発生させ、にきびの悪化の原因の一つともなります。

2-2.皮脂の分泌が盛んになる

皮脂はお肌の乾燥を防ぐなどの皮膚のバリア機能にとって重要な役割を担っていますが、過剰な皮脂はにきびにつながる場合があります。

皮脂を分泌する皮脂腺は、思春期ににきびができやすい場所である顔のTゾーンを中心に多く分布しています。そのため、乾燥肌の方でも額や鼻筋といったTゾーンはテカテカ、あごや頬などのUゾーンは乾燥しているという事があり得ます。

皮脂はアクネ菌の栄養源になり、アクネ菌が増え、にきびのもとが作られます。また皮脂の成分であるスクワレンは紫外線の影響によってお肌に炎症を起こすため、にきびの悪化の原因にもなります。

2-3.毛穴がつまる

お肌が乾燥し、ターンオーバーが乱れると角層が厚くなって古い角質が毛穴を塞いでしまうことがあります。つまった毛穴の中では皮脂がたまり、にきびのもとであるコメドができます。アクネ菌はつまった毛穴の中で皮脂を栄養源にして増殖し、炎症や肌あれを起こします。

2-4.水分量が低下する

身体の水分量の約15%が肌細胞にあると言われています。この水分量が減ってしまうと、血液の粘度が増し、血行不良が起こりやすくなります。結果として肌の新陳代謝が悪化し、ターンオーバーが乱れ、肌荒れが起こります。

 

3.乾燥肌ニキビに効くスキンケアの選び方

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3-1.アクネ菌対策

アクネ菌は皮脂を主な栄養源にしていますが、皮脂だけでなく化粧品に含まれる油分も栄養源として取り入れます。アクネ菌の栄養源になる油分が配合されていないオイルフリーの化粧品を選ぶのが好ましいです。また、にきび肌用化粧品にはアクネ菌に対する有効成分として抗菌成分殺菌成分が配合されているものがあります。低刺激性と記載されている商品を選びましょう。

3-2.皮脂対策

皮脂はお肌から水分が蒸発することを防ぐ役割があるため、お肌にとって必要なものです。一方で過剰な皮脂はアクネ菌の栄養源になったり、紫外線などによってにきびの悪化の原因にもなったりします。皮脂を取りすぎず、にきびの原因になる余分な皮脂や汚れを落とす適度な洗浄力の洗顔料を選びましょう。

皮脂が多いと感じるにきび肌の方は、保湿を控えがちな傾向にあります。にきび肌でも保湿は重要です。適切な保湿をすることで肌環境がととのい、過剰な皮脂もコントロールできます。ノンコメドジェニックテスト済みで、アクネ菌の栄養源になりにくい成分を使用している保湿剤がおすすめです。

3-3.角質&毛穴対策

ニキビの始まりは毛穴のつまりです。毛穴のつまりを防ぐために、保湿を行い、肌を柔らかくなめらかに整えましょう。おすすめは、ジェニックテスト済みで、アクネ菌の栄養源になりにくい成分を使用している保湿剤です。

3-4.水分量の低下対策

白湯やお水で水分補給をおこなうことがおすすめです。水分補給で飲むものはなるべく温かいものにするようにしましょう。冷水を飲むと体温が低下してしまい、新陳代謝等の身体の働きが鈍ってしまう場合もあるため、冷水よりも白湯を飲むことをおすすめします。

 

💡正しいニキビケアはこちらから

 

4.ニキビ肌におすすめの成分

ニキビ肌を予防・改善するためには、ニキビの原因となる3つの因子にアプローチし、ニキビのできにくい肌環境に整えることが重要です。これらの効果が期待される成分を配合した多様なニキビ肌用の保湿化粧品があります。ここでは保湿化粧品に配合されるおすすめの成分を紹介します。

 

分類

はたらき・特徴

成分名

抗炎症成分

炎症を抑え、悪化を防ぐ

イブプロフェンピコノール

・グリチルリチン酸ニカリウム

殺菌成分

ニキビの原因菌を殺菌し、悪化を防止する

レゾルシン

・イソプロピルメチルフェノール

・ベンゼトニウム塩化物

・エタノール

角質軟化成分

角質を柔らかくする、ピーリング作用

イオウ

・サリチル酸

抗菌成分(サルファ剤)

抗菌作用および化膿止め作用

スルファジアジン

・ホモスルファミン

ビタミン剤(内服)

皮脂分泌のコントロールと皮膚の炎症を抑える作用

ビタミンB2

ビタミンB6

ビタミンC

 

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5.乾燥肌ニキビを改善する正しいスキンケアの使い方

5-1.洗顔

・泡で包み込むように洗う

肌をゴシゴシこすると、摩擦によって肌を傷めてしまいます。洗顔時は、泡で包み込むように洗うことを意識しましょう。

・ぬるま湯ですすぐ

洗い流す際は、38度~40度のぬるま湯を使い皮脂をとり過ぎないようにしましょう。

・顔にシャワーを直接当てない

シャワーは水流が強いため、肌に直接当てると、皮脂を洗い流し過ぎてしまいます。手の平にお湯をすくって、丁寧にすすぎましょう。

・適切な回数を守る

皮脂量が気になり洗顔を繰り返せば、水分と油分のバランスも崩れやすくなり、ニキビの悪化につながる可能性もあります。1日2回を目安に優しく洗ってください。

 

5-2.保湿

・洗顔後、すぐに化粧水をつける

洗顔後の肌は乾燥しやすいです。タオルで水気を軽く拭き取った後、すぐに化粧水をつけましょう。

・保湿成分を含んだ美容液で保湿を強化

肌に化粧水で潤いを与えた後、美容液でさらに保湿成分を肌に送り込むことで、よりしっとりとした潤いが得られます。

・乳液やクリーム、ワセリンでフタをし、潤いをキープ

油分を含むアイテムを使うことでニキビが悪化しないかと敬遠してしまいがちですが、化粧水や美容液で与えた水分をしっかりキープするには、油分でフタをする工程は欠かせません。

・適切な回数を守る

1日2回(朝晩)を目安に保湿を行いましょう。ただし、乾燥がひどいときには保湿の回数を増やすことや、種類の異なる保湿化粧品(保湿剤)の重ねづけもおすすめです。

・適切な使用量を守る

保湿剤はそれぞれに適正量が定められており、多く使えば効果が高くなるというものではありません。もし使用量に迷うようなことがあれば、一度、販売店やメーカーに相談してみましょう。

 

6.まとめ

乾燥肌ニキビは、誤ったケアによって悪化することも少なくありません。思春期ニキビとは違い化粧水や保湿を心掛けることが重要です。今回の記事を参考にし、正しい予防とスキンケアで乾燥肌ニキビを対処してください。

 

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