顔のスキンケアはほとんどの人が自己流で続けています。朝起きて洗顔しないと言う人はいませんよね?正しいかどうかは別として無意識にでも毎日行う習慣です。しかしこのスキンケア、正しく出来ている人はほんの僅かなんです。毎日の事だからこそ正しく続けていくことで、未来のお肌は変わります。今回は顔のスキンケアについてお伝えしていきますね。
目次
1.顔のスキンケアとは?
2.顔のスキンケアで大切なこととは?
2-1.摩擦
2-2.湯加減
2-3.スピード勝負
3.顔のスキンケアを怠ると起きるトラブル
4.正しい顔のスキンケア方法
4-1.最低限のアイテムを正しく使う
4-2.スキンケアの基本は落とす事にある
4-3.水分と脂分のバランスが大事
5.してはいけない顔のNGスキンケア
5-1.シャワーで顔を流す
5-2.浴室から出て時間が空いてからのケア
5-3.朝は水洗いだけで終わる
6.顔のスキンケアは自分しかできない
7.まとめ
1.顔のスキンケアとは?
まずそもそも「スキンケア」とは一体何なのでしょうか?顔のスキンケアとは、自分のケアによってお肌の状態をより良く保つことです。お肌は日々老化が進んでいます。これはどんなに高価な化粧品を使っていても、どんなに手をかけていても止めることが出来ません。しかし、同じように老化が進むのなら少しでも遅い方が嬉しいですよね。正しいスキンケアを続けることで、老化を遅くすることは可能です。
2.顔のスキンケアで大切なこととは?
顔のスキンケアは、教えてもらう機会が少なく間違ったケアを続けている人がほとんどです。そこで、まず何より意識してほしい重要なポイントがこちらです。
2-1.摩擦
一番大切なのが、洗顔をする時の力加減です。自分では力をかけているつもりはなくてもお肌にとっては負担になっていることがあります。お肌は薄さ0.02ミリほどと言われ、摩擦が加わるとすぐに刺激になってしまいます。しっかり洗わないと不安な気持ちはわかりますが、しっかり洗うことイコールゴシゴシ洗うことではないので注意しましょう。イメージは熟れた桃を洗うくらいの力加減がベストです。
2-2.湯加減
意外と知られていないのが洗顔をする時のすすぎの温度です。すすぎの温度が高く、お湯で洗っていると乾燥につながります。特に寒い季節は、冷たい水で洗うのは抵抗がありますが、温かすぎるとお肌に必要な皮脂を洗い流してしまいます。必要な皮脂を失ったお肌は潤わせようとしてさらに皮脂分泌を活発にしてしまうので悪循環を引き起こします。
2-3.スピード勝負
特に夜のスキンケアはスピードが勝負です。クレンジング、洗顔はもちろん、その後の化粧水、乳液は時間を空けずにつけるのがポイントです。どんなに高価な化粧水を使用していたとしても洗顔後に時間が経ってからつけたのでは効果が半減してしまいます。洗顔後はお肌を守る為のバリア機能が失われている状態です。水分と脂分を補うために1秒でも早く化粧水をつけましょう。化粧水の前に導入液として美容オイルを使用するのも効果的です。
3.顔のスキンケアを怠ると起きるトラブル
顔のお肌は、何もしないでいるとどんどん老化が進んでいきます。中でもスキンケアを怠ることが原因でおきやすいトラブルはこちらです。
1.シミ・シワ
老化というとまず思いつくのがシミとシワではないでしょうか?スキンケアを頑張っていても必ずと言っていいほど出てくる肌悩みですよね。お肌が薄い日本人は特に、シミ、シワが出てきやすい肌質の人が多いと言われています。必要量補われていない水分や、日中に受けた紫外線などでハリや弾力は失われ小ジワに繋がります。さらにメラニン色素が増殖してシミにつながります。
2.ニキビ
次にスキンケアを怠ることで起きやすい肌トラブルはニキビです。きちんと落としきれていない汚れが蓄積するのはもちろん、必要量補われていない水分や、日中に受けた紫外線が蓄積して過剰な皮脂分泌に繋がります。過剰な皮脂分泌によるニキビは細菌の繁殖も活発にします。また、過剰に繁殖したニキビの原因であるアクネ菌はさらに周りにニキビを繁殖させるという悪循環を生みます。
3.毛穴の汚れ・角栓・ザラつき
スキンケア不足による毛穴のトラブルに悩む人も多いと思います。毎日きちんとメイクや皮脂汚れを落としているつもりでも落としきれていない汚れは蓄積していくので、しっかりスキンケアができていなかったらさらに毛穴のトラブルは増えます。常に分泌している皮脂が毛穴に詰まり、黒ずみや角栓、ザラつきに繋がります。
4.乾燥
乾燥も毛穴のトラブル同様にきちんとケアしているつもりでも起きてしまうことが多い肌トラブルなので、スキンケアを怠ってしまうとさらに起こりやすくなります。化粧水が浸透していない、保湿の乳液を使用しないなど基本的なケアが疎かになったらすぐに現れます。そして乾燥は全てのトラブルの始まりなので、乾燥だけでなく他の肌トラブルを引き起こす可能性が高いです。
5.赤み・痒み・敏感肌
スキンケアが疎かになると本来保たれている水分と脂分のバランスが崩れます。お肌を保護する役割のある皮脂膜はこの水分と脂分でできています。その為、通常働いてくれている保護する役目が弱ってしまい、少しの刺激でも赤みや痒み、敏感肌に繋がってしまいます。
4.正しい顔のスキンケア方法
次に、正しいスキンケアの方法をご紹介していきます。お肌の調子は気になるけど、何を使ってどうケアして良いのかわからないという人も多いと思うのでぜひ参考にしてみて下さい。
4-1.最低限のアイテムを正しく使う
お肌は本来、自分で生まれ変わり、自分で保護する力を持っています。良く、お肌に良いスキンケアアイテムはたくさん使う方が良いと思っている人もいますが、それは逆効果です。お肌に良いものだからと言って過剰に栄養を与えすぎてしまうと、お肌が本来持っている力を低下させてしまいます。
必要最低限のアイテムを適切な量で正しい使い方をすることで、本来のお肌の働きをスムーズにさせてくれます。最低限のケアとは、クレンジング、洗顔、化粧水、乳液、の4点で十分です。それにプラスして美容液や美容オイルを使い分けるのがおすすめです。
4-2.スキンケアの基本は落とす事にある
これは、様々なメディアでいろんな美容家の方は発信されていることですが、その日の汚れをその日にきちんと落とすことがスキンケアの基本です。どんなに高価な化粧水や乳液でも、汚れがしっかり落ちていないと十分に浸透しません。
まずはメイクと皮脂の汚れを落とすことを大切にしましょう。15分かけてメイクをしたら15分かけて落とす、というくらい丁寧に優しく、自分のお肌を労るように念入りに丁寧にしましょう。
4-3.水分と脂分のバランスが大事
お肌のバリア機能は水分と脂分で保たれています。この働きが崩れると様々な肌トラブルに繋がります。皮脂は毛穴から分泌されるので、バランスを保つために意識するのは水分です。
水分補給はしすぎて困ることはないので過剰なくらい水分補給は意識的にすることが大切です。意識していても、十分な水分量を常に維持し続けることは難しいので、化粧水やパックは積極的に取り入れていきましょう。
5.してはいけない顔のNGスキンケア
次は間違ったスキンケアをお伝えしていきます。スキンケアは自己流でしていることがほとんどなので、知らずにやってしまっている場合もあります。スキンケアをチェックされる機会もなかなかないので、見直してみてください。
5-1.シャワーで顔を流す
知らずにやってしまっていることが多いのが、お風呂での洗顔時のシャワーです。シャワーの水圧はお肌にとって刺激になります。お肌は自分しか毎日触ることがない部分なので気づきにくいのですが、シャワーでの洗顔を長年続けている人はお肌がとても硬くなってしまいます。刺激を受けるとお肌は角質を厚くしてお肌を守ろうとするのでどんどん皮膚が厚くなっていきます。角質が厚くなるとくすみや毛穴のトラブルに繋がりやすいのでシャワーでの洗顔は絶対にNGです。
5-2.浴室から出て時間が空いてからのケア
これは特に夜のスキンケアの時に多いのですが、浴室から出てから時間があいてのスキンケアです。これも絶対にNGです。洗顔後はお肌の潤いが一番逃げやすい時間です。30秒あいたらもうすでに手遅れだと言われるほど1分1秒が勝負です。ドライヤーやボディケアは後回しにしてでも、顔のケアはいち早く行いましょう。できるだけクレンジング、洗顔、化粧水、乳液はどれも時間を空けずに行うのが大切です。
5-3.朝は水洗いだけで終わる
これは特に乾燥肌の人に多いと思いますが、朝のスキンケアをしっかりすることで、その日1日のお肌のコンディションを左右します。特に朝は寝ている間に分泌した老廃物がお肌の表面に浮き出てきているので、しっかりスキンケアをしないと水分と脂分のバランスを崩してしまいます。さらに、メイクのノリや持ち、化粧崩れの度合いにも影響するので、オイリー肌の人は皮脂バランスを整えるために、乾燥肌の人は必要な潤いを補給するために、しっかり正しいスキンケアを続けることが必要です。
6.顔のスキンケアは自分しかできない
自分のスキンケアは他人にはできません。毎日触って、見て、ケアしているのは自分です。間違ったケアをしていても軌道修正してくれる人はいないのです。スキンケアは少しでもキレイでいたいたからこそすることです。どうせ毎日するなら少しでもキレイを維持するために努力したいですよね。
「絶対老化したくないから頑張ってスキンケアする!」という人から「自分のお肌に自信はないけど、身だしなみだからとりあえず洗顔はしています」という人まで人により美意識に差はありますが、どちらにしても自分のお肌のケアは誰かがしてくれる訳ではないのです。
だからこそ、自分を大切にするという気持ちをこめて愛情をかけたスキンケアを続けていってほしいと思います。
7.まとめ
今回は顔のスキンケアについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?お肌や美容は大きくいうと人生にまで関わると言われます。たかが5分10分のスキンケアが積み重なり10年20年が経った時にしっかりスキンケアをし続けてきたのか、ずさんなケアをし続けてきたのかが表れるからです。
例え5分10分のスキンケアでも、積み重ねてきた歳月はどんな高級なスキンケアアイテムにも勝る効果があります。そして、積み重ねてきた年月はお金では買えません。今からでも遅くないので、10年後、20年後の自分の為に、自分の顔とお肌を大切にするスキンケアを続けていきましょう。