誰もが一度は皮脂分泌が気になったことがあるのではないでしょうか?乾燥が気になる肌質の人でも鼻の頭やおでこがテカってしまったり、思春期の頃はあぶらとりがみを常に携帯していたという人も多いと思います。皮脂分泌は正常に行われていれば潤いを保ってくれます。しかし必要以上に分泌してしまうことでお肌のトラブルが起きてしまいます。今回はオイリートラブル肌がどのようなお肌なのかと、その原因や対策、オイリートラブル肌のスキンケア法などをお伝えして行きます。
目次
1.オイリー肌とは?
2.オイリートラブル肌とは?
2-1.毛穴の開き、黒ずみ、キメが粗い肌
2-2.ニキビ
2-3.混合肌
3.オイリートラブル肌の原因
3-1.間違ったスキンケア
3-2.過剰に皮脂を取りすぎる
3-3.保湿不足水分補給不足
4.オイリートラブル肌になりやすいスキンケア
4-1.洗顔5時間大きすぎる
4-2.皮膚呼吸を妨げる油分の多いメイクアイテム
4-3.メイクをしている時だけのクレンジング
5.オイリートラブル肌のスキンケア方法
5-1.洗顔のすすぎは必ずぬるま湯で行う
5-2.水分補給をたっぷりする
5-3.クレンジングや洗顔は刺激を控えて丁寧に行う
6.オイリートラブル肌の予防法
6-1.朝の洗顔もしっかりする
6-2.角質ケアも取り入れる
6-3.化粧水パック
7.まとめ
1.オイリー肌とは?
オイリー肌とは必要以上に皮脂分泌が活発なお肌のことを言います。これは思春期に皮脂分泌が活発になるということもありますし、間違ったスキンケアや乾燥、水分不足が原因で起きてしまう可能性もあります。自分が乾燥肌なのか、混合肌なのか、オイリー肌なのかよくわからないという人も多いと思います。オイリー肌だと思っていたら、実は乾燥が原因だったということもあります。一般的には皮脂分泌が過剰なことをオイリー肌といいますが、もともと肌質が脂っぽい肌の人もいれば、間違ったスキンケアが原因でオイリー肌になってしまっている可能性もあります。適切な量の皮脂分泌をしている分には問題ないのですが、必要以上に過剰に皮脂が分泌している肌のことをオイリー肌といいます。
2.オイリートラブル肌とは?
次にオイリー肌のトラブルについてお伝えしていきます。皮脂分泌が過剰になることで起きてしまうトラブルがあります。
2-1.毛穴の開き、黒ずみ、キメが粗い肌
オイリー肌のトラブルで一番多いのが毛穴の悩みではないでしょうか?特にTゾーンや鼻の周りは皮脂腺が多く他の部分よりも皮脂分泌が活発です。Tゾーンや鼻、小鼻などの皮脂分泌が過剰になってしまうと分泌した皮脂が酸素に触れて酸化し、毛穴の黒ずみに繋がります。更に皮脂分泌が過剰になることで毛穴が開いてしまいます。毛穴の開きが目立ってしまうとキメが粗いお肌になります。キメの粗いお肌は毛穴の汚れやメイク汚れが溜まりやすくなり、毛穴のトラブルを招いてしまいます。
2-2.ニキビ
ニキビも皮脂分泌が活発なことで起こりやすい肌トラブルです。ニキビは必要以上に分泌した皮脂が毛穴に詰まり、外に排泄しきれなくなりアクネ菌が増殖して起こります。またお肌のトラブルの原因となるアクネ菌は、落とし切れていない皮脂汚れを食べて繁殖することもあります。過剰な皮脂分泌が原因でニキビや肌トラブルにつながってしまいます。
2-3.混合肌
オイリー肌のトラブルというと油っぽい肌になってしまうイメージがありますが、乾燥が原因で起こる皮脂分泌が混合肌の原因になります。乾燥しているという自覚が無く脂っぽくなっているから皮脂分泌を抑えるようなスキンケアをしてしまい、その結果さらに皮脂分泌を活発にさせてしまいます。通常のオイリー肌は皮脂分泌を抑制したり正しいスキンケアで改善することができますが、乾燥肌から混合肌になってしまうと部分的に肌の質感が変わってくるので正常なお肌の状態に戻すのが難しくなってしまいます。
3.オイリートラブル肌の原因
次にオイリートラブル肌の原因についてお伝えして行きます。なぜオイリートラブル肌に繋がりやすいのか、皮脂やテカり、脂っぽいお肌のトラブルに悩んでいる人はどこに原因があるのかを見直してみましょう。
3-1.間違ったスキンケア
オイリートラブル肌の原因で多いのが間違ったスキンケアによるものです。これは自分の肌のコンディションがどの状態なのかを自分でよく分かっていないと起こりやすいトラブルです。今はスキンケアの情報がたくさんあるので検索するとすぐにいろいろな情報が出てきます。そこで間違ったスキンケアを続けてしまうと、自分の肌に合っていないスキンケアを続けてしまうことになります。その結果お肌の水分と脂分のバランスが不安定になりオイリートラブル肌になってしまいます。
3-2.過剰に皮脂を取りすぎる
間違ったスキンケアの中で一番多いのが過剰に皮脂を取り過ぎることです。日中のテカリやメイクが崩れるのが嫌でさっぱりしすぎた洗顔料を使ったり、女性でも男性用の洗顔やスキンケアアイテムを使っている人もいます。そこで過剰に皮脂を取ってしまうとお肌はさらに皮脂分泌を過剰にします。皮脂が気になってしまい、過剰に洗い流してしまうことで皮脂分泌を活発にさせてしまうという悪循環になります。
3-3.保湿不足水分補給不足
テカリや脂っぽいのが気になる人は化粧水だけでスキンケアを終えて、乳液やクリームで保湿をしないという人がいます。テカリや皮脂が気になるというのは分かりますが、保湿をしないということは水分蒸発が進む原因になってしまいます。水分不足からさらに皮脂分泌が活発になってしまいます。ただスキンケアの方法や使うアイテムなどをしっかり教えてもらう機会がなく、何を使ったらいいか分からない人も多いです。洗顔後の化粧水と乳液は必要最低限のアイテムなので皮脂が気になっている人は特にしっかり使うようにしましょう。
4.オイリートラブル肌になりやすいスキンケア
次にオイリートラブル肌になりやすいスキンケア方法をお伝えします。今は普通肌や乾燥肌でも間違ったスキンケアが原因でオイリートラブル肌になってしまう可能性があります。そうならないためにも間違ったスキンケアを知っておきましょう。
4-1.洗顔5時間大きすぎる
洗顔をするときは皮脂膜が一度壊されている状態です。洗顔後水分と皮脂が混ざり合い形成されます。洗顔後、化粧水をつけるまでに時間が空いてしまうと水分や潤いが逃げてしまい、皮脂分泌が活発になります。洗顔後時間を置かずに化粧水を付けるところが大切です。夜、お風呂で洗顔した後にパジャマを着て髪の毛を乾かして自分の部屋に行ってから念入りにスキンケアをすると言う人がいますが、どんなに良い化粧水や乳液を使っていても洗顔後に時間が空いてしまっては効果が半減してしまいます。化粧水は浴室で付けて出るというぐらい、洗顔後時間を空けずにスキンケアをすることがポイントです。
4-2.皮膚呼吸を妨げる油分の多いメイクアイテム
ファンデーションや下地などベースメイクに使うもので、油分が多いものがあります。これは水に油を垂らすと膜が張るのと同じ現象で、お肌に膜を張ることで皮膚呼吸を妨げてしまいます。皮膚呼吸が妨げられるとお肌の生まれ変わりが遅くなってしまったり、塗っていて重たい感じになってしまいます。また普段から皮脂分泌が活発なお肌の人は油分の多いメイクアイテムを使うことでニキビができやすくなったり、毛穴の黒ずみになってしまう恐れがあります。もともと油っぽいことやテカリが気になる人はメイクをするときに使うアイテムは慎重に選ぶようにしましょう。
4-3.メイクをしている時だけのクレンジング
皮脂分泌が活発だなと感じるときは、クレンジングが重要です。メイクをしている時しかクレンジングをしないという人がいますが、クレンジングはメイクをしていない時でも毎日することをおすすめします。理由はクレンジングは毛穴の汚れを落とすものだからです。メイクをしていない日でも毛穴からは常に皮脂が分泌しています。洗顔だけでは毛穴の汚れが落としきれない可能性があり、毛穴に残ってしまった皮脂汚れや排気ガスなどの汚れは残ってしまいます。そこから肌トラブルに繋がるる恐れがあるのでメイクをしない日でも、夜は必ずクレンジングを行い一日の汚れをしっかり落とすことが大切です。
毛穴 |
ニキビ |
乾燥 |
混合肌 |
オススメ度 |
|
クレンジング |
◎ |
◎ |
◯ |
◎ |
★★★★★5点 |
洗顔 |
◎ |
◎ |
◯ |
◯ |
★★★☆☆3点 |
化粧水 |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
★★★★★5点 |
美容液 |
△ |
◯ |
◯ |
△ |
★★★☆☆3点 |
乳液 |
◯ |
◯ |
◎ |
◎ |
★★★★☆4点 |
5.オイリートラブル肌のスキンケア方法
次にオイリートラブル肌のスキンケア方法をお伝えしていきます。基本的なポイントは普通肌や乾燥肌でも同じですが、オリートラブル肌の人が特に気をつけたほうがいいポイントをご紹介します。
5-1.洗顔のすすぎは必ずぬるま湯で行う
オイリー肌になってしまう理由の一つは、必要な脂分を過剰に洗い流してしまっていることです。これは洗顔の時に温かいお湯で洗ってしまうことで起こりやすいです。食器を洗うときにも油汚れがついたものは水よりお湯で洗った方が落ちやすいです。それと同じで、洗顔もお湯で洗うことで必要な脂分が流されてしまいます。必要な脂分が流されると潤わせようとして必要以上の皮脂が分泌されてしまう可能性があります。お肌に必要な皮脂はなくてはいけませんが、過剰な皮脂分泌はオイリー肌トラブルの原因になります。洗顔のすすぎの温度は寒い時など特に温かくなってしまいがちです。35度〜37度の人肌のくらいの温度ですすぎましょう。
5-2.水分補給をたっぷりする
これはオイリートラブル肌だけではなく全ての肌質の人に大切なことですが、化粧水をたっぷり使い水分補給をすることです。特にオイリートラブル肌の人は水分不足が原因で皮脂分泌が活発になっている可能性もあります。水分をしっかりと補うことで余分な皮脂分泌を防ぎます。乾燥肌の人も乾燥が原因で皮脂分泌が活発になっていることがあるので、しっかりと水分補給をしましょう。乳液やクリームは使いすぎるとオーバーケアになってしまい自分でお肌を守る働きが低下しやすくなりますが、適切な量の皮脂分泌はお肌を保護する役目を果たしてくれます。皮脂は自分の毛穴から分泌されますが、水分に関しては外側から補ってあげるしか方法はありません。真夏も真冬も環境が悪いとお肌の水分は奪われてしまいます。水分が足りていないと思う時にはすでに水分不足の状態なので、自分で自覚していなくても常に水分補給は意識して行いましょう。
5-3.クレンジングや洗顔は刺激を控えて丁寧に行う
オイリートラブル肌の人は皮脂分泌が活発になりやすく毛穴が開いてキメが荒くなってしまう傾向があります。それはごしごし洗ってしまうクレンジングや洗顔による刺激が多いことも原因です。毎日行うクレンジングや洗顔は一日一回でも一年で365回になります。それだけの回数を丁寧に洗うのか雑に洗うのかで、毛穴の開きやキメが変わってきます。綺麗なお肌の条件に「キメが整っている」というものもあります。クレンジングや洗顔などスキンケアをするのは自分です。誰かが顔を洗ってくれるわけではありません。その一回一回丁寧に刺激を与えずに洗うことで、キメが整ったお肌になります。毛穴の開きが改善されると、皮脂分泌や黒ずみ毛穴の状態も変わってきます。
6.オイリートラブル肌の予防法
最後にオイリートラブル肌になってしまわないように予防する方法をお伝えしていきます。お肌のコンディションは自分の毎日のケアが積み重なってできています。毎日のスキンケアを見直すことで未来の肌になるのでしっかりと予防しておきましょう。
6-1.朝の洗顔もしっかりする
いろいろなスキンケアの方法があらゆるところで紹介されていますが、朝は水洗いだけでよいというものがあります。しかし、人は寝ている間にお肌が生まれ変わっています。朝起きたときはお肌の表面に老廃物や余分な皮脂が浮いている状態です。毛穴を綺麗にする洗顔をせずにメイクをしてしまうと、汚い状態のお肌の上にメイクをすることになります。余分な皮脂が浮き出ている状態でメイクをするとメイクのノリも悪くなり、化粧崩れも早くなります。メイクで毛穴を塞いでしまうことにより、毛穴の汚れやニキビなどの原因にもなりやすいです。そのため朝はしっかりと毛穴の汚れを落とすために洗顔をして、潤いを与えお肌のコンディションを整えてからメイクをすることが大切です。
6-2.角質ケアも取り入れる
毛穴に皮脂が詰まってしまったり黒ずんでしまったりしていると、見た目も気になりますし、角質が厚くなってしまう可能性もあります。お肌のコンディションがよく敏感肌や乾燥肌では無いときは、角質ケアをしてあげることもおすすめです。スクラブや角質ケアのパックを週に一回ぐらい取り入れることで古い角質がとれお肌が柔らかくなります。毛穴に詰まったザラつきや黒ずみなども解消されやすくなるので、お肌の触り心地などが気になる時には試してみるのも良いですね。
6-3.化粧水パック
これはオイリートラブル肌だけではなく全ての肌質におすすめですが、やはり水分補給が一番大切なので、化粧水でのパックはオイリートラブル肌予防にもなります。水分が足りていないことでオイリートラブル肌の原因にもなります。特別なパックやシートマスクも効果的ですが、水分を補給するためには化粧水でのパックが一番効果的です。手軽にでき、2.3日に一回でも驚くほどの水分補給になるので、オイリートラブル肌予防としても取り入れてみるのがオススメです。
7.まとめ
今回はオイリートラブル肌についてお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか?お肌の脂分はテカリや脂っぽいというだけでなくメイクのノリや化粧崩れにも繋がってしまいます。皮脂分泌だけでなく毛穴の汚れが気になる人も多いと思うのでぜひ参考にしてみてください。毛穴や脂分が変わるだけで自信を持っているお肌になれます。