女性は誰しも、白く透き通った綺麗なお肌に憧れを抱きますよね。シミやくすみのない透き通った肌を目指して、美白用化粧品を使いスキンケアを頑張っている女性も多いはず。しかし、いくら頑張っても化粧品で美白の効果をなかなか感じない…と思っている女性も多くいます。実は、美白用化粧品の効果はすぐには表われにくく、少し根気が必要なんです。美白用化粧品の効果を感じないからといって数週間で諦めてしまうのは、とっても勿体無いですよ。
今回は美白をテーマにシミやくすみの原因は何なのかについて解説していきます。今さら聞けない、美白用化粧品の効果や、悩みに合わせた化粧品の選び方についても説明していますので、是非、最後までチェックして下さいね。
目次
1、美白の大敵!シミ・くすみ・ソバカスの原因とは?
1-1 シミはこうやって作られる
1-2 くすみの原因
1-3 そばかすの原因
2、美白化粧品の効果は3つ!
2-1 メラニンの抑制する
2-2 メラニン色素を薄く
2-3 ターンオーバー促進
3、美白化粧品の成分はココをチェック
3-1 ビタミンC
3-2 プラセンタ
3-3 ビタミンA
3−4 ピクノジェノール
3−5 フコキサンチン
そもそも「美白」と一言で言ってもその肌悩みは様々です。
・年齢とともにシミが増えてきた(シミ)
・なんだか肌のトーンが暗い(くすみ)
・小さい頃からのソバカスが気になる(ソバカス)
これら、シミ、くすみ、ソバカスは美白を願う人にとっては、避けては通れない大きな壁です。どうにかしたいと思い、美白用化粧品で日々努力をすると思いますが、その前に原因を理解しておくと肌に合った化粧品を使うことにも繋がります。
ここでは、美白の大敵でもあるシミ・くすみ・ソバカスの原因を解説していきます。
シミの原因は何と言っても、メラニン色素です。通常、メラニン色素は、肌内部にある基底層というところにあるメラノサイトで作られます。
実は、メラニン色素自体は決して悪いものではありません。メラノサイトで生成されたメラニン色素は、肌のターンオーバーによって上へ上へと押し上げられて、角質層まで達します。本来であれば、角質層まで達したところで、垢となって剥がれ落ちていくのですが、ターンオーバーに時間がかかったり、代謝が落ちることで、メラニン色素が肌に沈着してシミとなります。通常、理想的な肌のターンオーバーの周期は28日と言われています。10代や20代前半まではこのターンオーバーが正常に働いていると言われていますが、20代中盤からは徐々にターンオーバーが遅れ始めます。そうなると、角質層まで上がってきたメラニン色素が、垢となって剥がれ落ちるまでに時間がかかったり、角質層で停滞することにより色素が沈着してしまうのです。
美白に効果がある化粧品を使うことも大切ですが、新たなシミを生まない為に肌のターンオーバーを整えることも白い肌を目指すためにはとても大事です。
くすみもまた美白したい人にとっては非常に、悩ましい存在です。くすみの原因はシミやソバカスのメラニン色素とは違い、血行不良や肌の角質肥厚の場合が多いです。
肩や首の疲れによって、血行が悪くなると肌に十分な栄養が届かず、毛細血管が青く目立つようになってしまいます。そうなると肌の透明感が失われてしまい、全体的にどんよりとした、顔色が悪いような印象を相手に与えてしまいます。疲れているように見えてしまうだけでなく、年齢的にも老けて見えてしまうのでかなりのマイナスイメージにつながります。くすみに関して言えば、肌のケアにプラスして、体のケアも同時進行で行う必要があります。
また、角質肥厚もくすみの原因になってしまいます。角質肥厚とは、肌のターンオーバーが遅れ角質が肌の表面に溜まることをいいます。年齢を重ねると、このターンオーバーが徐々に遅れ始めるので、肌の色をトーンダウンさせてしまい、透明感のない疲れた肌の印象になってしまいます。
ソバカスもまた、シミと同じくメラニン色素が原因です。しかし、シミとの大きな違いは、遺伝的要因が大きいという点です。自分の家族にソバカスがある人が居たり、成人してからではなく、幼少期から顔にソバカスがあった場合は、紫外線などが原因ではなく、遺伝的な要因が大きいと言われています。
ソバカスの場合は残念ながら、化粧品を使ってソバカスを消すということは出来ません。完全にソバカスを除去してしまいたい場合は、美容皮膚科や美容医療の分野になってきてしまいます。しかし、美白用化粧品を使って、ゾバカスが濃くならないように防ぐ為のケアは可能です。ソバカスの原因もメラニン色素ですから、遺伝的なものだからといって諦めて放っておくと、濃くなってしまいます。色素を抑えるように日々のケアを行うことで肌が与える印象もかなり違ってきます。
シミ、ソバカス、くすみに対処できる美白化粧品にはそれぞれ期待できる効果があります。今回は、「メラニン色素」にポイントを置いて、美白用化粧品を使うことで、どのような効果が期待できるのかを解説していきます。
まず、美白する上で避けて通れないのがメラニンです。先ほども少し触れたように、メラニン色素が生成されるのは決して悪いことではありません。しかし、メラニンは紫外線の他にも、パソコンやスマートフォンからのブルーライトによっても作られます。
昔に比べ、メラニン色素が作られる原因が増えたことによって、過剰にメラニン色素が生成されている可能性もあります。肌のターンオーバーだけではメラニン色素を肌の外に排出できなくなってきており、その結果シミとして肌に沈着してしまいます。なので、美白用化粧品を使うことによって、このメラニン色素を抑制することができれば、結果として肌にできるシミの量も減らすことができるのです。
美白用化粧品は、肌表面に出てきてしまったシミの色素を薄くする効果も期待できます。
正直にお伝えすると、美白用化粧品を使うことでシミが無くなるような、劇的な効果を実感するのは難しいかもしれません。しかし、シミは放っておくと確実に濃くなります。また、シミの大きさも広がっていってしまうので、できるだけ早く対処をすることが大切です。
また、覚えておきたいのはシミの原因であるメラニン色素は肌の奥深くに眠っているということ。しみは年単位で時間をかけて沈着すると言われています。その奥深くに眠っているメラニン色素に対しても、予防の為に美白用化粧品を使いケアをしておくことが重要です。
今すぐには、使っている美白用化粧品で効果を感じることは難しいかもしれませんが、2〜3年後の少し先の未来の為にシミを生まないような予防ケアとしてスキンケアを始めておくことが大切です。
意外と知られていないのが、美白用化粧品には、入っている美容成分によって肌のターンオーバーを促進させる効果があります。
シミは、肌内部で作られたメラニン色素がターンオーバーの遅れによって沈着してしまうことで出来てしまいます。ですので、そのターンオーバーの周期を元に戻すことができれば、メラニン色素を肌の外に排出することも可能なんです。美白用化粧品と言えば、メラニンを抑制したり色素を還元したりするイメージはあると思いますが、実はターンオーバーを促進させる効果も期待できます。
くすみの原因の一つに角質肥厚がありますが、この角質肥厚も肌のターンオーバーが促進されることで悩みを解消する可能性が大いにあります。。
毎日、頑張っている美白のスキンケアだからこそ、出来れば少しでも効果を感じたいものです。実は、美白用化粧品には配合されている美容成分によって、感じる効果も様々です。今回は化粧品に使われる美白成分について、いくつかを例に、どのような効果があるのかを解説していきます。
美白と聞くと一番にイメージする美容成分ではないでしょうか。今も昔も変わらない大人気の美容成分ですよね。実は、美容成分には「ビタミンC」と「ビタミンC誘導体」という2種類があります。
多くの美白用化粧品には「ビタミンC誘導体」というのが使われています。ビタミンCという成分は、実は非常に不安定な成分で肌に吸収されにくいというデメリットがあります。それを解決するのが、このビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体は、肌に吸収されやすくした成分で、安定的に肌内部に美容成分を届けてくれます。一方、ピュアビタミンCといって、誘導体とは別にビタミンCそのものを美白用化粧品に配合しているものもあります。純度が高いというメリットがありますが、肌が敏感な人は赤みが出たり灼熱感を感じたりする場合があります。純度は高いので、効果は大いに期待できますが、肌への負担を考えて、使う時は慎重になる必要があります。効果としては、抗酸化作用が高く、メラニン色素の生成を抑制したり、出来てしまったシミの色素を薄くしたりする効果があります。
美白用化粧品の中でもビタミンCと並んで人気が高いのがプラセンタです。プラセンタとは、「胎盤」を意味しており化粧品やサプリメントなど取り入れ方は様々です。馬由来と豚由来のものがあります。
プラセンタの働きは何と言っても、新陳代謝を活発にしてくれるという点。代謝が活発化すれば、遅れていたターンオーバーも促進されて、生成されたメラニン色素の排出がスムーズになります。結果として美白の効果も期待できるというわけなんです。また、コラーゲン生成を助ける働きもあり、美白だけに止まらない美肌の効果も感じることができるかもしれません。プラセンタが配合されているスキンケアアイテムも非常に増えているので、あなたの肌にあったアイテム選びをすることが重要です。
美白用化粧品を使っているのに、イマイチ効果を感じていない…という時は、このビタミンAを取り入れてみるのもオススメです。美白といえばビタミンCが有名なので、あまり知られていませんが、ビタミンAもまた肌にとっては様々な効果をもたらします。
ビタミンAは別名「レチノール」と言います。化粧品の成分表示ではレチノールという名前で載っています。ビタミンAの働きとしては、肌のターンオーバーの促進効果があります。ターンオーバーが促進されることで、メラニン色素の排出や、角質肥厚の改善によるくすみ解消が期待できます。また、肌内部でコラーゲン生成を促す働きも行うので、肌のハリ・弾力のアップにも一役買ってくれます。
一つ注意が必要なのは、ビタミンAを肌に補うことでターンオーバーが促進され、一時的に皮がむけてしまったり、ヒリヒリ感を感じる、赤みが出るなどの反応があります。これは、肌にビタミンAが不足していたことによる反応です。じばらく経つとおさまることもありますが、不安な場合は皮膚科などを受診するようにしましょう。
シミを作らない為の「予防」という観点から、美白美容成分のピクノジェノールも是非、注目したいところです。あまり聞きなれない成分だと思いますが、優れた点はたくさんあるんです。それは非常に高い抗酸化力です。シミの原因になるメラニン色素は、紫外線を浴びることで活性酸素が発生します。その活性酸素がメラニン色素の過剰分泌に繋がり、シミを作ってしまいます。
ピクノジェノールは、この活性酸素を除去する力(=抗酸化力)が大変、優れているのです。その力はビタミンCの340倍とも言われています。活性酸素を除去することで、シミを肌の中で作らせないように働いてくれるのです。ピクノジェノールも化粧品やサプリメントなど、取り入れ方は様々です。将来の為に美白を維持したい、これ以上シミを増やしたくないという時は、ピクノジェノールはオススメです。
これからの美白用化粧品で注目されること間違いなしなのが「フコキサンチン」です。似たような成分にアスタキサンチンという成分がありますが、そのアスタキサンチンをはるかに凌ぐ、美白効果と抗酸化作用があります。
フコキサンチン自体は、海藻類に含まれる成分で、取れる量が非常にわずかなんです。しかし、肌への効果だけでなく肥満対策など体への効果も高いことから美容の分野において大注目の成分です。強い抗酸化力によってメラニン色素の生成を妨げたり、ターンオーバーを促進する働きがあります。肌免疫を上げてくれるので、紫外線などの外部刺激に負けないような強い肌作りをサポートしてくれます。
今回は、「美白」をテーマにそもそもの原因や効果を実感する為の美容成分について詳しく解説していきました。美白は多くの女性にとって永遠のテーマです。憧れるからこそ、様々な美白用化粧品を試してスキンケアを頑張りますよね。しかし、美白用化粧品には多くの美容成分が存在し、感じる効果も様々です。今回紹介した美白美容成分はほんの一部ですが、まずは、原因と効果を正しく理解し、あなたの肌にあった化粧品選びを行いましょう。また、美白用化粧品の効果はすぐには感じにくいものです。
すぐに諦めて、コロコロと化粧品を変えるのではなく、正しい使い方で少し気長に効果を待つようなスキンケアを心がけるようにして下さいね。